以前お伝えした、向坂環フリルビキニバージョン。どうやら、ガンダムな世界らしい。ドム、シャアザク、ガンダムがあるらしいのだ。
　──嘘である。単純にカラーバリエーションが、黒、赤、白と３色あるというだけの話である。
ToHeart2 向坂環 フリルビキニVer. 完成品フィギュア コトブキヤ版（予約）

　こちらが本家。欲望なので、白ではなく黒が本家なのだ……ということはない。また、黒を３体そろえたからといって、黒い三連星にはならないので注意（笑）。しかし、煩悩の三連星にはなるであろう。
　9月14日のコトブログにあるように、「向坂環フリルビキニVer.完成品フィギュア」の工場サンプルが上がってきた。ずっと各販売サイトで紹介されていたサンプル画像より、さらにかわいく、エッチな感じに仕上がっている。これは他の色も期待できるぞぅ。
　そして、好敵手？　の赤。
ToHeart2 向坂環 レッドビキニVer. 完成品フィギュア 宮沢模型 流通限定品（予約）

　もちろん、「タマ姉とは違うのだよ、タマ姉とは」なんて台詞は吐かない。吐いても嬉しくない（笑）。
　HOBBYSTOCKでは、画像レビューが行われている。情熱の赤にふさわしく、鼻血を誘うべく乳画像が掲載されている。
http://www.hobbystock.jp/item/review/HBY-GCF-00000594
　胸を正面から接写するのはセオリー通りであるが、斜め上から執拗に谷間に迫り、さらに背中側から肩をなめながら谷間を追いかけるその様は、まさにフェティッシュ！　この写真を撮影した方はオッパイ星人ですな。素晴らしい。お友達になりましょう（笑）。
ToHeart2　コトブキヤ限定 向坂　環　～ホワイトビキニVer.～-コトブキヤ-

　コトブキヤ限定品。白いのといっても、別にビーム兵器があるわけでも、ニュータイプが乗るわけでもない。だが、一撃でオッパイ星人の欲望を撃ち抜いて、「一撃、一撃で……撃破か!?」「あのフィギュアはＨカップ級の爆乳を持っているのか!?」とのたまうことになるであろう。個人的には、この白が一番惹かれる。次が黒か。
　３色そろえて戦わせるのもよし──そんなやつはいないか──、３色そろえてジェットストリームアタックをかけるもよし──そんなやつはいないか──、白いのだけをそろえて砂漠に逃避行するのもよし──だからそんなやつはいない──、いずれにせよ、集め甲斐のある谷間だ。
　まるいフルーツのような乳房と形容したい。ボールのような乳房、まさに果球、乳球である。この谷間は、今年の乳フィギュアの中でも、ベスト３に食い込むのではないかという淫力＝引力を持つ、優秀な谷間だ。乳はこうでなければいけない。

　『高飛車の巨乳』の音声収録が、都内某所で始まった。サンプルを聞いたときからヒロイン天宮聖里香のイメージにドンピシャだったけれど、実際のお芝居を聞いたら、さらにドンピシャ感は倍増。鏡が思っていた以上の、予想を超絶するドンピシャ度。
　エッチシーンも、抜群にうまい！　思い切り感じてくると、泣きそうに声をふるわせながら喘ぐという声を出すのだけれど、それをここまで臨場感たっぷりに演じてみせた人は、鏡のエロゲー人生の中で初めて。素晴らしい。Splendid！　職人技というより神技。この方にめぐり合えてよかった。まだ１日残ってますが、本当にありがとうございます。
　というわけで。
　こんなフィギュアにそそられているぞよ。
サムライスピリッツ 天下一剣客伝 いろは 完成品フィギュア アートストーム版（予約）

　他にもサムライスピリッツ」いろははフィギュア化されているけれど、現在のところ、これが一番乳的にぐっとくるかな。少なくとも、胸の谷間に関しては一番かな……というところ。
　あみあみさんが品切れになった場合は、こちら。1/8PVC製塗装済み完成品　サムライスピリッツ天下一剣客伝 『いろは』（予約）11月発売予定

　いろはの胸の谷間といえば、ふくよかさではこれもいい。
サムライスピリッツ 天下一剣客伝 いろは ダイキ工業 山田良成 原型版 完成品

　アートストーム版が「動」の谷間なら、ダイキ工業版は「静」の谷間というところ。

　今月22日に発売になったばかりの『妹の巨乳』パッケージ版。
　とらのあなでも通販が始まりました。
　とっても剥き出しな絵が目印よん。
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/10/94/040010109463.html
　

　東京は晴天。
　性天ではない。だいたい、意味不明。性天って、性天使のミススペルか？　それとも、性の天国か？　しかし、天国は肉体がないのだから、肉体がないところで性のパラダイスって思い切り矛盾というか実現不能な気がするのだが、それは理屈か。その通りだ。
　というわけで。
　チームflapのサイトで、『高飛車の巨乳』の新ＣＧが追加されてます。
　よく見れば──いや、見なくても──『高飛車の巨乳』のトップページの画像が変わっとるではないか。
　いきなり斜め後ろアングル。
　振り返りの生乳。
　これだよ、これ。
　真正面からの生乳よりも、むしゃぶりつきたくなるのだよ。いいぞ、振り返りの乳。これで乳ゲーは10年戦える。
　というわけで、流行らないから、おれが言ってやる。
　バチコ～イ！　振り返りの乳！
　お持ち帰りの乳ではないぞ。振り返りの乳。
　「豊の原ふりさけ見ればたわわなる背中の影にこぼれし乳かも」。望乳望房の歌じゃ。さすが阿倍乳麻呂。
　というわけで、さっさとチームflapのサイトに見に行け。
　いえ。見に行こう。
　いえ。見に行かない。見に行きます。見に行く。見に行くとき。見に行けば。
　うはっ、五段活用してしもた！　おれは中学生か！
　はい。
　なので、お願いです。見に行ってください。

http://www.flap-game.com/

　ヴィジュアル型剣術戦闘ゲームブック、クイーンズブレイド。このシリーズが特にアピールしているのが、名前の通り、ヴィジュアルだ。ぐっと来る魅力的なキャラクターを用意し、それぞれの体型に応じたセクシュアリティをぷんぷん漂わせているのだ。
　すでに10人ほどヒロインが登場しているが、この中で一番注目すべき巨乳は、オッパイ星人の乳漫画家、Ｆ・Ｓ氏がデザインした２キャラだろう。
《書籍》ホビージャパン クイーンズブレイド 古代の王女 メナス

《書籍》ホビージャパン クイーンズブレイド 歴戦の傭兵 エキドナ


　対戦する相手もいないが、この２つだけは欲しくなってきたぞ。永遠にゲームブックとして使わなくても、コレクションとして保存しておきたい気分が……ぐぬぬ。

　クイーンズブレイドシリーズというのがある。
《書籍》ホビージャパン クイーンズブレイド 流浪の戦士レイナ
　
《書籍》ホビージャパン クイーンズブレイド 武者巫女 トモエ
　対戦型ビジュアルブックと銘打っているが、公式サイトの紹介を引用していえば、「本を開いて友達と剣術対戦ゲームが楽しめるビジュアルブック」というわけだ。
　といっても、具体的にどう遊ぶのかピンと来ない人も多いだろう。クイーンズブレイド公式サイトによると、こうである。

《プレイヤーは自分の好みのキャラクター本を1冊ずつ用意します。そして各プレイヤーは自分の本と相手の本を交換します。本にはキャラクターのアクションを描いたフルカラーイラストが各ページに描かれています。なぜ交換するのでしょう？　描かれているイラストは対戦相手の眼から見たキャラクターの姿だからです。交換することで対戦相手のキャラクターの姿を見ることができるわけです。各キャラクターには攻撃技などを含む「行動」のリストを持っており、各プレイヤーはリストの中から行動を選択し、相手に告げます。
　お互いの行動の結果に導き出されたページをめくると、そこに行動の結果が示されます。例えば自分が「上段の突き」を選択し、相手が「横に避ける」を選択していたら、あなたの本には得意げにあなたの攻撃をかわす敵キャラクターのイラストが表示されていることでしょう。これを繰り返し、対戦相手のHPを0にしたプレイヤーの勝利です。行動の選択は運ではなく、奥の深い読み合いとなるでしょう。基本ルールはシンプルながら、剣術の駆け引きの要素が強く、何度も繰り返したくなる魅力を持ったゲームシステムです》

　実際の遊び具合も、サイトに紹介されている。

http://www.hobbyjapan.co.jp/queen/gamesystem/how_001.php

　さて、このクイーンズブレイド。
　実はフィギュア展開も行っていて、先に本として発売されたノワとレイナのフィギュアがもうすぐ発売になるのだ。発売元は、メガハウス。
　鏡が注目しているのは、勿論、ノワではなく、レイナ──巨乳鎧姉ちゃんである。
エクセレントモデルCORE クイーンズブレイド 流浪の戦士レイナ 完成品（予約）

　ン？
　あまりピンと来ないって？
　むふ。鏡もそうだった。しかし、実はこ～んなギミックが用意されていたのだ!!
　下のリンクを見よ！

http://www.hobbystock.jp/item/review/HBY-GCF-00000359

　なんと、鎧を脱がせられるのだ！　つまり……生乳を拝める！
　オッパイ万歳～～!!
　前々から巨乳とは思っていたが、まさか生乳を拝めるギミックになっていたとは……。迂闊であった。前歴があったから、その可能性はあったのだ。
　ぐぬ。ぐぬぬ。エクセレントモデルCOREシリーズ、侮りがたし。生乳を拝みたくなってしまった人間は、煩悩的消費を行うしかないかもしれない。
　なお、完成品ではなく、腕も足も組み立てて自分で塗装して完成させたいという人のために、ガレージキットも用意されている。こちらは上級者向け。
Be-B 「クイーンズブレイド」 1/8 流浪の戦士レイナ（ガレージキット）

　ちょっと表情がエロいのがミソ。ただし、こちちら完成品ではなく、パーツを組み立て、塗装する必要があるので、腕前のない人は勘違いをしないように。

　インターネットは、ケータイは、果たして世界を拡張し、新たな人との結びつきを促進しているのだろうか？
　否、と著者は言う。インフラストラクチャーとしては、確かにそのような力を持っている。しかし、実情は正反対の方向に向かっている。
　たとえば、学食──大学の食堂──を見てみよう。今の子たちはケータイで連絡を取り合ってから仲間うちで食べるのだそうだ。単独で学食に出向いて、偶然知り合いに出会うという偶然性は少なくなってしまっている。
　世界は、コミュニケーション的にだけではなく、物理的にも縮小をつづけている。それは毎日の通勤電車の中でもそうだ。

《電車の中には本も新聞も読まずひたすらメールを送受信している者ばかりだ。彼らは「週刊女性自身」の車内吊り広告すら見ない。その代わり、友人の太郎と花子が別れたとかくっついたとかいったことばかりをやり取りしている。それは自分だけの週刊誌を作っているようなものだ。だからわたしはこれを「週刊自分自身」現象と呼ぶ。とすれば携帯はわれわれのコミュニケーション世界を狭めたかもしれないのだ》

　こうなってしまったのは、ケータイやインターネットの「選択性」、《つまり自分の好きな相手だけ選べるという特性》が関係しているという。

《コミュニケーションできる相手を自分の好みで選択できるということは、逆に言えば、自分の好まない相手となんとか会話を成り立たせる能力が未開発のまま終わるということである。会話する相手は会話して楽しい相手だけであり、会うのは会って楽しい相手だけである。嫌な奴と一緒にいるときに、適当にその場を取り繕うとか、何とか仲良くできないか探りを入れてみるといった経験を積まない人間が増えるのである》

　著者は、三浦展。ベストセラー『下流社会』の著者である。80年代にパルコに勤務し、アクロスの編集長を務めていた筆者ならではの分析は、見ていて潔い。理論ばかりで社会の現実に疎い学者の著書とは、一味も二味も説得力が違う。後半のユーミン論──ディズニーランドと黄金期のアメリカ消費文化とユーミンが結びついているという主張──もなかなかに面白い。
「自由な時代」の「不安な自分」

　6月30日にダウンロード版が発売された『妹の巨乳』。
　今度はパッケージ版が本日9月22日に発売される。全国のメロンブックスと、とらのあな（秋葉原、名古屋、なんば）でも店頭に並んでいる予定。
　なお、メロンブックスでは通販も始まっている。
http://shop.melonbooks.co.jp/tsuhan/system/index.php?RATED=18　
　なお、『高飛車の巨乳』は、現在チームflapの方で新しいＣＧが公開されている。デバッグも始まって、鏡も毎日スクリプトをいじって演出調整。なかなかええ感じです。

　占いを批判する人のほとんどは、占いのシステムを知らずに闇雲に「科学」を振り回す野蛮人が多いが、そういう人にも、そうでない人にも、是非やってほしいのが易占い。取っ掛かりが『易経』という書物というのが、かちこちの頭の人にはいい。
　鏡が易占いを始めたのは浪人時代である。エリートを目指していた鏡の前に現れたのが、この本だった。
黄小娥の易入門

　当時は文庫判で400円だったが、「騙されたと思ってやってみなさい」という著者の言葉に得心して、「400円の出費やったら、まあえっか」と購入、帰宅してから模擬試験の結果を占ってみたのである。
　Ｂ判定という占断だった。そして、結果はその通りになった。以来、20年近くにわたって易占いをつづけている。その間、参考書籍も色々と変わったが、久々にこんな本に出会った。
もっともわかりやすい易占い

　どんな占いにせよ、占いの敷居は決して低くないものだ。それは、学校の勉強で培ってきた頭の使い方とはまったく違う脳味噌の使い方を強いられるからだ。
　だが、本書は敷居を低くする努力がなされている。『易経』からの直接の引用を最低限に抑えて解説してあるのだ。そして、初心者でも占断が下せるように、「恋愛・結婚」「仕事・勉強」「対人関係」「お金」「美容・健康」「その他」という６項目に分けて簡単な御神籤的答えを用意してある。
　ある意味、すぐわかる答えを書いておくというのは、占いの神髄からすれば邪道である。しかし、これくらいの方が初心者にはいいのだ。わからないのでは、占いをつづけられない。だから、最初はわかった方がいい。だんだん占いをこなしてやり慣れていきながら御神籤的占断以外の解説を読んで、理解を深めていけばいい。
　その意味では、段階的に学習するために非常に優しい内容に仕上がっていると言える。男女の相性に対しても、易占いへの理解を深める形で詳述してあるのが、悩める女性と悩める男の子向けでいい。
　この一冊で易占いを大幅理解した人には、
すぐに役立つ銭流『易経』
　がお薦め。鏡が一番よく使った本である。実家には、本当に手垢がついて黒ずんだ一冊が残っている。
　さらに原典の『易経』を読みたくなったら、岩波文庫版よりもこれ。
易

　高いけれども、それなりに価値がある。原典を闇雲に読んでも、『易経』は理解を深められるものではない。解説が必要。
　占いなんて非科学的なものを利用するなんて、現代人としての敗北なんて感じる人もいるかもしれないが、科学一辺倒で非科学を受け入れられない方こそ、堅物の象徴。占いも許容できる懐の深さを身に着けたいところだ。

　知っている人には今更だろう。
　Digital Accel Worksの夏コミ同人誌の乳がイイ。
　

　タイトルは『INAZUMA BLADE』。ネタは、勿論、これだ。
アニメDVD　ウィッチブレイド　第1巻初回版
　　
ウィッチブレイド Vol.3
　爆乳ママ・天羽雅音（あまは・まさね）と都築栞（つづき・しおり）が、それぞれ犯られるお話。INAZUMA氏特有の、少し細長い、尖ったロケット乳がたまらない。天羽雅音のミルク爆乳が都築栞にネチネチと責め立てられるカットと、都築栞の双乳がエクスコンと天羽雅音の二人に吸い伸ばされ、びよ～んと伸びるカットが実にイイ。これだけでも購入した甲斐があったね。
　少し季節が戻るが、2006年1月のサンシャイン・クリエイションの新刊もイイ。


　タイトルは、『FIREBIRD』。ネタは、これ。
PS2 ソウルキャリバー3

　『ソウルキャリバーⅢ』のお店のお姉さんがひたすら犯られる話が、前半のメインになっている。INAZUMA氏特有の、少し長めのロケット乳が引っ張られるカットと母乳を搾り立てられるカットがたまらない。
　両誌とも、抜けました。
　２冊とも、とらのあなで購入することができます。
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/10/72/040010107243.html
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0000/09/69/040000096946.html

【 関連記事 】
・INAZAUMABLADE2～ウィッチブレイド同人誌～
・裏切りのエロティシズム（グレンラガン同人誌）

　まず先に、全文を掲載しておこう。日本経済新聞の夕刊コラム「プロムナード」からの全文引用だ。
　こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている。
　世の動物愛護家には、鬼畜のように罵倒されるだろう。
　動物愛護管理法に反するといわれるかもしれない。
　そんなこと承知で打ち明けるが、私は子猫を殺している。
　家の隣の崖の下がちょうど空地になっているので、生れ落ちるや、そこに放り投げるのである。
　タヒチ島の私の住んでいるあたりは、人家はまばらだ。
　草ぼうぼうの空地や山林が広がり、そこでは野良猫、野良犬、野鼠などの死骸がころころしている。
　子猫の死骸が増えたとて、人間の生活環境に被害は及ぼさない。
　自然に還るだけだ。
　子猫殺しを犯すに至ったのは、いろいろと考えた結果だ。
　私は猫を三匹飼っている。
　みんな雌だ。
　雄もいたが、家に居つかず、近所を徘徊して、やがていなくなった。
　残る三匹は、どれも赤ん坊の頃から育ててきた。
　当然、成長すると、盛りがついて、子を産む。
　タヒチでは野良猫はわんさかいる。
　これは犬も同様だが、血統書付きの犬猫ででもないと、もらってくれるところなんかない。
　避妊手術を、まず考えた。
　しかし、どうも決心がつかない。
　獣の雌にとっての「生」とは、盛りのついた時にセックスして、子供を産むことではないか。
　その本質的な生を、人間の都合で奪いとっていいものだろうか。
　猫は幸せさ、うちの猫には愛情をもって接している。
　猫もそれに応えてくれる、という人もいるだろう。
　だが私は、猫が飼い主に甘える根元には、餌をもらえるからということがあると思う。
　生きるための手段だ。
　もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。
　飼い猫に避妊手術を施すことは、飼い主の責任だといわれている。
　しかし、それは飼い主の都合でもある。
　子猫が野良猫となると、人間の生活環境を害する。
　だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。
　私は、これに異を唱えるものではない。
　ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。
　子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。
　避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ。
　そして、この差の間には、親猫にとっての「生」の経験の有無、子猫にとっては、殺されるという悲劇が横たわっている。
　どっちがいいとか、悪いとか、いえるものではない。
　愛玩動物として獣を飼うこと自体が、人のわがままに根ざした行為なのだ。
　獣にとっての「生」とは、人間の干渉なく、自然の中で生きることだ。
　生き延びるために喰うとか、被害を及ぼされるから殺すといった生死に関わることでない限り、人が他の生き物の「生」にちょっかいを出すのは間違っている。
　人は神ではない。
　他の生き物の「生」に関して、正しいことなぞできるはずはない。
　どこかで矛盾や不合理が生じてくる。
　人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。
　生まれた子を殺す権利もない。
　それでも、愛玩のために生き物を飼いたいならば、飼い主としては、自分のより納得できる道を選択するしかない。
　私は自分の育ててきた猫の「生」の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した。
　もちろん、それに伴う殺しの痛み、悲しみも引き受けてのことである。

　少し前に大騒ぎになった子殺し事件の引き金となった、坂東眞砂子のエッセイだ。
　彼女の小説は、３冊ほど読んだことがある。
　『死国』『狗神』『桃色浄土』。ちょうど直木賞を受賞する直前か、受賞した直後だったと思う。血と死の因縁めいた物語は、自分にはない独特の色合いがあり、あとに残る読後感があったことを覚えている（今後も彼女の小説は読むだろう）。
　彼女が予想した通り、子猫殺しの違法性が指摘され、糾弾と鬼畜の罵倒が彼女に浴びせられている。離反したファンもいる。今まであなたのファンであったのは、あなたが人間であったからというわけだ。鬼畜に用はなし、というところだろう。
　大方の感情的反応は、「生れ落ちるや、そこに放り投げる」という行為の残虐性に集まっている。オウム事件で名を馳せた江川紹子も、その残虐性に対してゾッとする不快感を表明している。

http://www.egawashoko.com/c011/000189.html

　中でも、彼女が最も反応しているのがこの一節だ。

《子猫が野良猫となると、人間の生活環境を害する。
　だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。
　私は、これに異を唱えるものではない。
　ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。
　子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ》

　衝撃的な断言口調に惑わされて、感情的に反応してはならない。残虐性に引っ張られて解釈してはならない。

《生き延びるために喰うとか、被害を及ぼされるから殺すといった生死に関わることでない限り、人が他の生き物の「生」にちょっかいを出すのは間違っている。
　人は神ではない。
　他の生き物の「生」に関して、正しいことなぞできるはずはない》
《人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。
　生まれた子を殺す権利もない》

　板東眞砂子がこのエッセイの中で提示しているのは、「不可視の死」と「可視の死」という問題だ。不妊手術を行うことによって、目の見えないレベル、目の見えない場所で「死」を生じさせる。あるいは、崖の下に投げ捨てることによって、目の見える場所で「死」を生じさせる。
　「不可視の殺生」と「可視の殺生」。
　「死」を目の見えない場所で起こすか、目の見える場所で起こすか。命を発生前に殺すか、発生後に殺すか。そこに果たして大きな差はあるのか。実は、両者の間には不可視か可視かという違いしかないのではないか。どちらも、ともに「飼い主の都合」でしかないのではないのか。
　ある意味、非常にドライな、殺伐としたものの見方だと言える。作家らしい、厳しい見方だ。その背後には、彼女独特の考え方があるのだろう。
　「生と死の実感」というエッセイ（06年7月7日付け日経新聞掲載）の中で、板東眞砂子はこう言っている。

《死から遮断された人々は、死の実感を失ってしまう》
《死の実感は生の実感にも通じている。生と死は、互いの色を際立たせる補色のような関係だ》

　死があるからこそ、生が引き立つ。死の実感があるからこそ、生の実感が引き立つ。生の実感は、死の実感があってこそ生まれるものだ。だが、都市では、死の実感が奪われてしまっている。

《現代都市生活では獣の死骸はまず見ない。（略）都市とは。死を排除された空間だ》

　19世紀以降、近代化の波がいかに都市と手を携えて衛生化＝「死の排除」＝「死の実感の排除」を行ってきたかは、歴史学者たちが証明している。近代化とは、ある意味、死の排除である。街中からありとあらゆる死を生から遠ざけること。そこに生きている人々から、死の実感を排除すること。それこそが近代化であり、都市化だった（その反動のように、２度の世界大戦という大量虐殺＝大量の死が起きたのは、悲しい皮肉だ）。そして、その都市化が、結果として人間から生を、生の実感を奪っている。現代人──都市──には、死の実感が抜けている、それゆえ生の実感が薄らいでいるというわけだ

《避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ》

　彼女が不妊手術をためらったのは、不妊手術が死を隠蔽しているという感じがあったのだろう。死を隠蔽する不妊手術と、死を隠蔽する都市。恐らく、両者は彼女の中で重なったに違いない。
　結果、彼女は死の実感を、すなわち、生の実感の方を取った。

《人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。
　生まれた子を殺す権利もない。
　それでも、愛玩のために生き物を飼いたいならば、飼い主としては、自分のより納得できる道を選択するしかない。
　私は自分の育ててきた猫の「生」の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した》

　死の実感をめぐる彼女の主張にけちをつけるつもりはない。むしろ、説得力のある、透徹した意見だと思う。だが、その主張を背にこの「選択」を行った瞬間、彼女は間違いを犯したのだ。
　コラムで提示した問題が、不可視の死か可視の死か、すなわち、死の隠蔽か死の実感かという１つだけならば、彼女の行動はここまで騒ぎを引き起こさなかっただろう。実は、問題は１つではないのだ。

《子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ》
《そして、この差の間には、親猫にとっての「生」の経験の有無、子猫にとっては、殺されるという悲劇が横たわっている》

　「死の隠蔽」か「死の実感」かという問題は、同時に「命の実感」か「生の実感」かという問題である。つまり、「子猫にとっての文字通りの《生》＝《命》」か「親猫にとっての《生》の経験」かという問題、新しく生まれる命か、親猫の生かという問題なのだ。
　彼女自身、その問題には気づいている。だが、気づきながらその問題系を隠蔽してしまっている。親猫に不妊手術を果たすのか、生まれたばかりの子猫を殺すのかという問題が、なぜか親猫単体で──親猫の「生」だけをめぐって──語られ、最終的に片づけられてしまっているのだ。親猫の「生の実感」を前に、子猫の「生の実感」は忘却されてしまっているのである。

《私は自分の育ててきた猫の「生」の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した》

　だから、違和感はここにこそ感じられなければならない。
　彼女は「死の隠蔽」よりも「死の実感」をと強調しているが、「死の実感」を強調するあまり、子猫に対して「生の隠蔽」を行ってしまっている。子孫を残していくことが動物の使命であるはずなのに、残すべき子供の「命」より親の「生」が優先される不思議な逆転現象が起きているのだ──子供より母体を守った方がいいという状況でないにもかかわらず。
　違和感はさらに根源的な部分にもある。
　「死の実感」を強調しながら、崖の下に猫を放り投げるというのは、それこそ見えない不可視の世界へ物理的に追いやることであり、「死の隠蔽」ではないのだろうか。
　彼女のまわりでは、「草ぼうぼうの空地や山林が広がり、そこでは野良猫、野良犬、野鼠などの死骸がころころしている」という。にもかかわらず、猫を殺すという行為は、死の実感を味わおうとしているかのように思える。不思議なことだ。現代都市より死の実感は溢れているはずなのに。
　彼女は、覚悟をもって死を引き受けること、死の実感に向き合うことの大切さを訴えたかったのだろう。
　だが、あまりに題材が悪すぎた。
　親猫の「生」の充実のために、始まったばかりの子猫の「生」の充実が永遠に葬られていいということがあっていいはずはないからだ。自然の中で生きる瞬間が、生まれてから崖に叩きつけられるまでの寸秒しかないなんてことは、あまりに理不尽すぎる。
　本当に「愛玩動物として獣を飼うこと自体が、人のわがままに根ざした行為なのだ」と思っているのなら、「人が他の生き物の「生」にちょっかいを出すのは間違っている」と信じているのなら、彼女は一切の「生」から手を引くこと──すなわち、猫を飼わないという選択をとらねばなるまい。だが、彼女は猫を飼いつづけている。それも１匹ではなく３匹も。
　人々が本当に彼女のエッセイに激怒しているのは、行為の残虐性ゆえではない。正々堂々と覚悟を決めているようでその実覚悟に欠ける心の弱さ、子猫の命より親猫の「生」を取るという理不尽さゆえなのだ。
　もし雌ネコが言葉を話せて、「子供を生みたい、でも、生んだ子供を殺されたくない」と言われたら、彼女は何と答えるつもりだろうか。

※コラムを書くにあたり、次のサイトを参考にしました。
http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2006/09/post_9313.html
http://www.j-cast.com/2006/08/21002622.html
http://www.j-cast.com/2006/08/25002714.html

　HAPPINESSは乳のHAPPINESSである。


　天太郎と書いて「あまたろう」と読む。「てんたろう」でも「そらたろう」でもない。天太郎で「あまたろう」である。
　というわけで、天太郎の『HAPPINESS！』を読んだ。ストレートに感想を。
　良かった!!
　『HAPPINESS！』のヒロインは、みな爆乳。巨乳というよりは、まさに爆乳クラスの大きさの、大きくたっぷりと実った重量級の豊乳。ピストンで貫けば、揺れる！　揉む！　乳首を責める！　ピストンしながら、しっかり乳房を鷲掴みにしたり、乳首を責めたりするところが、オッパイ星人にとってはポイントだ。『HAPPINESS！』全編にわたる乳シズムを堪能した。
　『HAPPINESS！』のタイトル通り、オッパイ星人は買ってhappinessを味わえるだろう。これは爆乳のhappiness、オッパイ星人のhappinessである。
Happiness


※後日、天太郎『HAPPINESS！』は、アキバBlogでも紹介された。
【 天太郎・関連記事 】
・天太郎『HAPPINESS！』（鏡裕之公式サイト・巨乳漫画批評）
・天太郎『Parade！』

　確か、最も高価な本は、純金の装飾を施した『ケルズの書』だったと思う。当時の価格、300万円。騎虎書房で成功哲学ものをものしている田中孝顕氏が入手していて、白い手袋をはめて眺める姿がテレビに映し出されていた。もう、数年前の話だ。
　すでに話題になって久しい『ダ・ヴィンチ・コード』。
ダ・ヴィンチ・コードヴィジュアル愛蔵

　文庫判が席巻しているが、同じ読むのなら、愛蔵版の方がよろしい。舞台となる教会や鍵となる紋様や彫刻がカラー写真で掲載されているのだ。シラスという登場人物が苦痛を味わうために着けていたシリスのベルト、パリのホテル・リッツやシャルトル大聖堂の異教徒の象徴、逆さピラミッド、打楽器シストルムを持つ女神イシスなど、カラー図版がさりげなく挿入されることで、なんとなくではなく、よりはっきりと『ダ・ヴィンチ・コード』の世界を味わうことができる。カラー写真がないときには「ふ～ん、そんなもんあるんや」という感じで読んでいるが、カラー写真を見ることができるので「へ～え、こんな形しとるんや」「こういうやつか」とフムフムと納得しながらダ・ヴィンチ・コードの世界を味わうことができるのだ。キリスト教やヨーロッパ建築に縁遠い日本人向けの一冊と言えよう。
　さらに豪華で限定版の欲しい人には、こんな一冊が用意されている。
【予約商品】ダ・ヴィンチ・コード　特装革製ヴィジュアル愛蔵版

　限定999部。まるで学術書なみの冊数だが、楽天ブックスで残り10冊。鏡も予約しようかどうしようか、苦悩している。
　さらに、日本情緒がたまらない人には、これ。
ザプライスコレクション

　プライスといっても、ハンマープライスのそれではない。伊藤若冲コレクターとして知られるプライス氏だ。そのコレクション600点から200点を厳選した、コレクター向けの商品。
　購入した者は、江戸の神髄を味わうと同時に己の趣味人ぶりと経済力の高さを味わうことができるという一品（笑）。

　世の中にエッチなマウスパッドというのは数あれ、これはかなり押したくなる、というかつかみたくなる、というかしょっちゅう手にしたくなる。
スーパーブラックジャック「RIO」3Dマウスパッド　エンジェル（予約）9月下旬発売予定

　写真を見るとわかるが、かなり立体感がある。
　というか、実際の女性の胸のように突き出しているではないか。乳房とは隆起してなんぼのものである。隆起しない乳房は、巨乳ではない。そして、隆起していない乳房のＲｉｏは、Ｒｉｏではない。かつて、これほどまで高らかに乳を隆起させたマウスパッドがあったであろうか。いや、ない。反語。
　これは仕事にならんかもしれん……ウヒヒヒヒ。
　なお、セレッサでは予約受付が終了しているが、こちらではまだ購入できる模様。
スーパーブラックジャック RIO 3Dマウスパッド エンジェル（仮予約）

Rio 3D マウスパッド

　手のひらに包み込みたくなる、まんまるい乳房というのがある。やさしく包み込んでやわらかく両側から揉み寄せたい豊球。ころころと乳首を転がしたくなるような、手のひらをあたためるソフトボール。
　そんな乳房が、これだ。



　さらに画像を見たい人はこちら。
http://www.hobbystock.jp/item/view/HBY-GCF-00000563?ba=107

　『Fate/hollow ataraxia』をプレイしていない人間でも、惹かれる乳房だ。
　『乳房に関する１０１の魅力』という本に半球型という分類が載っているが、恐らく、半球型の乳房であろう。なかなかによいまるきフォルム、よき乳の寄り具合である。乳のまろみがよく出た一品だ。
Fate/hollow ataraxia 間桐桜 -ヴァケーションVer.- 完成品 コトブキヤ版（予約）

　昨夜、知り合いのシナリオライターと電話でしゃべっていて話題になったのだけれど、初心者とかプロになって間もないような力のない書き手は、自分が書いているお話のどこに問題点があるのかを把握することができない。自分の書いているお話がよくないということはなんとなくわかっているのだけれど、それが具体的にどこなのかはわからない。具体的に問題点を突き止めるのに、数日どころか２週間近くかかってしまう。
　これは鏡にも経験がある。小説を書いていて、途中でなぜか行き詰まるのだ。行き詰まるということは何かがおかしいに違いない。どこか問題点があるのだろうと思うのだが、具体的にどこがどうおかしいのかがわからない。突き止めるのに10日も時間を浪費したりする。
　これは、自分の中に物語診断プログラムができていないからだ。物語診断プログラムとは、文字通り、物語を診断するプログラムだ。あたかも医者が診察を行って病状を観察し、どこに病原菌や問題があり、どんな処方箋を下せば治ると診断するように、今書いている物語を診察し（読んで）、どこがどうおかしいのか、どこがどう問題なのかを分析し、ここがリズムを乱している、ここをこう直せばいいと正しい処方箋を下す。そういう、物語を診断するプログラムのことである。
　この物語診断プログラムは、どんどん物語を書いて、トライ＆エラーをくり返して、評価をもらって自己反省して、物語を書いていく──という中でしか培われない。おまけに、なぜうまく書けないのだろうという強い意識、向上心が必要だ。それがなければ、いくら書いても物語診断プログラムは自生しない。
　物語を書くことには、２つの大きな問題点がある。１つは、いかに面白くするか。１つは、いかに物語を書くか。
　前者はアイデアの問題であるが、後者は構成の問題である。アイデアだけでは物語はできない。実際にそれを形にすること──描写と構成が必要である。そして、その描写と構成の問題点を抽出するのが、物語診断プログラムなのだ。どんなふうに事件を配列し、どんなふうに物語を並べ替え、どんなふうに登場人物を描くか。その構成や描写具合に対して問題点を剔出するということ。問題点がはっきりとわかれば、自ずと処方箋は下せる。物語の処方箋を下せない時は、100％、問題点がわかっていない時である。問題点がわからないから、暗中模索をくり返し、不完全な処方箋を下して右往左往する。物語が書けるようになるというのは、ある意味、物語診断プログラムが自分の中にできあがるということなのだ。

　袖振り合うも他生の縁。
　とっても性格のいいＳＮＳ的お知り合いの子が、ＣＤ写真集を出しました。1985年生まれの21歳、身長は154センチのプチサイズだけれども、胸は95センチＩカップ、ウエスト54、ヒップ84のキュートボディの石川琉那ちゃんです。

http://aquas.shop-pro.jp/?pid=1952419
　
　昨日、まだ入力画面に「試験運用中」の文字が消えていない段階で、注文してしまったよ。だって、いい子なんだもん。
　届くのが楽しみ楽しみ♪

　あ。
　今夕15日発売の夕刊紙・日刊ゲンダイで彼女の写真が掲載されるそうです。

　ぐぬ。
　ぐぬぬぬ。世に物欲ほど、相手のしづらいものはない。鏡の大好きなＤＯＡシリーズ。ＤＯＡＸ２のビーズクッションが発売されるらしい。

DOAX2 ビーズクッション あやね（予約）


DOAX2 ビーズクッション かすみ（予約）

　個人的には、かすみの方がグー。うほ～、いい谷間してる～♪
　と思ったら、まだいいのがあるではないか。

　低反発クッション。
　反発度は低いが、鏡の煩悩の中では高反発ですよ。

DOAX2 低反発クッション かすみ（予約）
　　
DOAX2 低反発クッション レイファン（予約）

　うは～、抱きつきたいぞ。かすみちゃんたまらん!!

　多くの人は、自分の個人的感情や思い出で、基礎的な誤謬を犯している。こと、学歴社会については、自分の受験時代の記憶に引きずられて、ずいぶん感情的に錯誤を犯すようだ。より高度な知的活動を求められる２１世紀という時代にあって、果てしない後退としか思えない「学歴社会無用」を唱えてみたりする。挙げ句の果てには、学歴のある人と自分とはそれほど差はないとも言ってみたりする──自分でも、それがただの現実逃避＆自己の正当化だと気づきながら。
　個人が学歴社会を嫌いなのはかまわない。いい思い出はなかった。勉強は嫌いだった。それはいい。その事実を枉ようとは思わない。しかし、だからといって学歴社会はいらない、頭のいい人が優遇されるのはおかしいと言い張るのは、それこそ頭のおかしな話だ。
　勉強した人が優遇されないとしたら、誰が勉強するというのか？　勉強するインセンティブがなくなった社会で、誰が勉強に邁進するというのか？　そうなったとき、社会自体の知力がどのように低下し、どのように日本が国際的競争力を失って二流国家に堕すのか、想像したことはあるか？　君は日本に出張しに来ているアメリカ人のつもりか？
　学歴社会は必要である。ただ、あまりに学歴偏重すぎること、学歴形成のシステムがテレビチャンピオン形式、つまり、一度脱落したら敗者復活戦がないというところが、問題なのだ。己の個人的感情から、大事な部分を見誤ってはならない。学歴社会はいらないと無責任に言い張るのは、自分が数学が苦手だったから勉強科目に数学はいらないと主張するのと同じくらい、自分勝手で愚蒙な行為である。

　姓名判断というと、なぜか新興宗教の薫りがする。この数は最悪！　この数は最凶！　絶対短命！
　脅しの文句を次々と並べて、人を負のスパイラルに引き込む。占いは脅迫の道具ではないはずだが、画数だけで判定する姓名判断を眺めていると、魔法の壺でも買わせるつもりなのだろうか、という気になってくる。
　19画は短命。
　24画は発展。
　画数だけで判定する姓名判断はそう言うけれども、19画を総画数に持ちながら人気作家をつづけている人がいるのはなぜなのか、24画を持ちながらなぜ新妻は凶刃に倒れてしまったのか。画数は説明してくれない。それを明確に説明してくれるのが、本書だ。
　たとえ凶数であったとしても、生まれ日によって割り出される数に当たっていれば、凶にならないと著者は言う。仮に９と０が吉という生まれの人ならば、19画も20画も、その凶意は後退してしまう。
　しかし、24画には、凶意があると言う。下１けた「４」の数字には、刃物の意味があるのだそうだ。４が吉の生まれの人ならば問題はないだろうが、あまりに名前の中に「４」が多く、なおかつ「４」が吉ではない人の場合、凶意が増してしまうのだそうだ。
　実家と仕事場を含めて10冊以上姓名判断の本はあるけれど──立ち読みを含めると30冊近くになるけれど──その中でも、一番説明がしっかりしていて、納得の行く一冊である。
姓名判断入門

　これほどまでに、夢のない本はない。なぜなら、下流社会に属する人には、夢も未来もないと言っているようなものだからだ。
　自分の生活スタイルを見つめ、毎日コンビニ弁当を買う己の姿に気づいて、おれも下流社会の住人なのかと震撼する。
　衝撃的な一冊である。
　これほど夢のない本もなければ、これほど夢を叩きつぶす本もない。
　だが、これが現実。これが今の日本なのだ。経済は回復中と言われながら、その回復具合を実感できない理由が、またここにある。
　現実の消費生活に疎い学者連中が書く新書とは一味も二味も違う、実のこもった内容に痺れるべし。
下流社会
　

　トランプでトラウマになりそうな濃さを体験してみたい、いや、神経衰弱をして本当に衰弱してみたい、全身全霊でスマイルを浴びてみたいという奇特な方にもってこいなのが、これ。

敬老の日プレ早割ペヨンジュンプラスティックトランプ

ペ・ヨンジュン　トランプ

　上と下は別メーカー。上が正規版なんだそうな。
　これは凄い。
　ファンの人にとっても、そうでない人にとっても、破壊的。
　カードの後ろにも、ペ・ヨンジュンの微笑み。もちろん、カードの表にも、ペ・ヨンジュンの微笑み。勿論、ＪＯＫＥＲもペ・ヨンジュンの微笑み。夢にまで出てきそうな微笑みの連続。世界は微笑みで出来ている！
　これはもう、ここまでやっちゃった制作者をほめるしかない。天晴れ。万歳。
　正直、欲しいです。神経衰弱をしようとカードを52枚並べたら、こちらを向くは52枚の微笑み！　君は生き延びることができるか……？

　♪もう幾つ寝ると発売日～

　なんて懐かしい歌だよ。懐かしき昭和の時代ですよ。
　というわけで、『妹の巨乳』。
　パッケージ発売日まで、ちょうどあと10日です。取り扱ってくれる販売店さんも、全国で爆発的に広がっている模様です。

http://www.flap-game.com/

　ここの『妹の巨乳』の製品概要をご覧いただくと、お～、増えてる増えてる～☆
　すばらしい。
　ありがたい。
　ブラボ～、ブラボ～。

　通信販売は、とらのあな、メロンブックス、メッセサンオーでお取り扱いいただけることになってます。

　鏡は中学生の頃から、カラーペンを使うのが大好きだった。というより、色のないノート、見栄えのよくないノートに耐えられなかったのだ。当時は12色のカラーペンを持参して、それを使い分けしながらノートをとっていた。それで今のような節操のない極彩色の人格ができあがったに違いないと思っている。
　で、その痕跡はやっぱり残っていて、プロットを切る時にも派手な色合いを使う。これまたやっぱり黒一色でやろうとすると、うんざりしてしまうのだ。
　そういうわけで、ここ数年お気に入りなのが、これ。

20％OFF三菱鉛筆 UNI（ユニ）　ポスカ　極細　7色セット　ラメ入り　水性


　うはは、ラメだよ。
　これでＢ４の原稿用紙に書いていくのだ。なんと無節操な。
　毎日密かにつけている日記は、大学生以来10年間近く、これを使っている。
MONTBLANCモンブラン万年筆　マイスターシュテュック　149

　軸の太さがたまらない。今でも万年筆はこれ１本である。インクはボルドーというワインレッド色を使っている。

　　

　武器に萌え萌え？
　所詮、お笑い物か噴飯物であろうと思ってちらりと覗いてみたら、ムムッ。意外にイラストがボイン……！
　ごめんなさい、欲しくなってしまいました。

萌え萌え武器事典


　マイミクさんはすでに購入された模様。おれも買うしかないのか……？　資料に使う可能性は極端に低いが。
　真面目な人には、こういうのもいいかも。

図解近接武器


　際物ドリンクの世界では、武器といったら腹を下しそうな、年数の経過した凄まじい飲料のことだが、ポルノの世界で武器、それも近接武器といったら、ナニしかあるまい。剣はペニスの象徴としてよく使われる。肉剣なんて最たるもの。
　でも、剣ではなく銃器の辞典なら、こちらの方がずっと実用性があると思う。これまた鏡が資料に使う可能性は極端に低いが……。

図解ハンドウェポン


　これまたポルノの世界でハンドウェポンといったら、手しかあるまい。特に『ブラバスター』の夢彦の場合は──。

北村ひとみ　2007カレンダー（予約）9月30日発売予定


　そろそろ予約が始まっている2007年巨乳アイドルカレンダー。
　去年も「これを買わねばもぐりであろうと」思って真っ先に買ったのが、北村ひとみ。今年も、一番旬の巨乳アイドルは、北村ひとみである。彼女のＤＶＤは安心してデフォルト購入できる。

北村ひとみ (CL98) 2007年カレンダー（予約）


　それから、佐藤和沙もいい。佐藤というと佐藤寛子を連想してしまうが、グラビアアイドルとしては、佐藤和沙の方が今はお薦め。

佐藤和沙　2007カレンダー（予約）9月30日発売予定



　それから、次原かなも期待できる。彼女のＤＶＤは非常に安定してグーなのだ。でも、このＣＭ画像には違う写真を使った方がいいね。

次原かな　2007カレンダー（予約）9月30日発売予定


　個人的にはプレイメイトが好きなので、これも期待している。
　
プレイメイト（水着） (CL398) 2007年カレンダー（予約）


　井上和香も、ちょっといい感じ……かな。お尻もオッパイも唇も、ふわふわふっくらというのが好きで仕方ない人には、いいかもしれない。

井上和香　2007カレンダー（予約）9月21日発売予定

　たゆんたゆんのオッパイが好きな人は、相澤仁美。

相澤仁美　2007年 アイドルカレンダー *曜日・時間指定可*商品無記名出荷*無料送料お買上6300円...


　他、有名どころ。

佐藤寛子2007年カレンダー


眞鍋かをり (CL85) 2007年カレンダー（予約）


ほしのあき (CL12) 2007年カレンダー（予約）

　もし、スーパーブラックジャックＲｉｏが長髪だったなら、これほどまで人気を博することはなかったかもしれない。
　彼女は召使、女執事の系譜である。長髪の召使がいないとは言わないが、召使と女執事には、ショートヘアがよく似合う。長髪はむしろふさわしくない。なぜなら、長髪は、あまりに多くの女性性を主張してしまうからだ。それでは、「主人」＝「男性性」に対して一歩控える召使としては機能しない。
　召使は、主人に仕える存在である。社会において男性性が弱体化し、男性がオスとして自己実現＝満足する状況が希薄化している今の世界において、主人に仕える召使＆執事の姿は、充足できない男性性＝オス・アイデンティティを満たし、補充＆強化するイメージ的役割があるのだ。
　カジノは、「欲望＝金銭的リビドー」の発散する場所である。リビドーは金銭となってカジノの世界を流転する。カジノの世界で試されるのは、度胸と運という男性的な要素だ。ここでは、男性性と男性性が──オスとオス、ペニスとペニスが──戦わされるのだ。一人一人の客は、いわぱペニスとなってカジノの世界で「勝負」＝「金銭的性交への挑戦」を行うのである。そこで得られるものは、女を征服した悦びに似た、勝利の悦びだ。
　女ディーラーは、その征服した勝利の価値、手にした獲得物の価値の高さをイメージ的にリードする存在である。だから、彼女は、易々と手に入りそうな存在やイメージであってはならない。和風堂玩具店の『スーパーブラックジャック』Ｒｉｏの１／６ＰＶＣフィギュアは、そのことをよく理解している。見るがよい。
http://www.amiami.com/shop/?vgForm=ProductInfo&sku=HOB-FIG-3870&template=review.html
　この、小児的な体型とはかけ離れた、すらりとした容姿とモデルのような抜群のスタイル。くびれた腰と発育したヒップ、発育したバスト。そして何よりも、決して媚びてもいないし母性的でもない、召使然とした表情。
　勝負の世界の女神はこうでなければいけない。易々と手に入りそうな存在ではないが、同時に、手に入れるだけの価値がある存在。自分に仕える高級品。だから、彼女は媚びた笑みを見せたり、優しい表情を浮かべたり、母性的に振る舞ったりしてはいけないのだ。かといって、冷酷無比ではベクトルを振りすぎる。中立的な表情でなければいけないのである。
　カジノは、欲望の場所、リビドーの場所である。そのことを、『スーパーブラックジャック』Ｒｉｏの豊満なバストとヒップ、そしてくびれたウエストという成熟したグラマーモデルなみのスタイルが指し示している。カジノの世界を駆けめぐる幾万ものコインは、文字通り幾万もの精子＝精液なのだ。だからこそ、彼女のコスチュームは黒でなければならない。白は、欲望を跳ねかえす色、射精を禁止する色だ。黒は執事の色、欲望の色である。そしてまた、飛び掛かった精液を映えさせる色でもある。リビドーの世界で生きる彼女だからこそ、コスチュームは黒でなければいけないし、だからこそ、我々は彼女に欲望し、彼女を求めてしまうのだ。
スーパーブラックジャック リオ 完成品フィギュア 和風堂玩具店 版

　ツンデレと高飛車は違う。
　受け手にとってはツンデレも高飛車も同じなのだけれど、鏡にとっては両者には大きな隔たりがあるのだ！──ということは、作品を楽しむ際にはどうでもいいことで、問題なのは、その乳が抜けるかどうかということです（笑）。
　というわけで、チームflapのサイトで、『高飛車の巨乳』のイベントＣＧが２枚公開されています。
　まだ高飛車≒ツンデレな部分は出てこなくて、かわいい顏してるＣＧばかりだけどね。でも、騙されてはいかんよ（笑）。こいつ、はっきり言って高飛車なんだから。ツンデレのツンは興味と愛情の裏返しですが、高飛車には愛情も興味もないからね。蔑視と無視の２つのみ。ああ、なんという極北よ！　でも、ゲームの季節は夏なのでありました。

All About G．J？

　美しきかな、乳。
　ついつい買っちゃったよ。

　今時の小学１年生の国語の教科書は、こんな一文で始まるらしい。

　ヌケタ　ヌケタ
　サクラデ　ヌケタ

　勿論、嘘である。
　しかし、この一冊についてはそう言いたくなった。



　前作『お姉さんのハズカシイコト』で新たな乳絵師として我が脳味噌にインプットされた、葵ヒトリ氏。今回の新作でもしっかりやってくれました。
　この人のいいところは、ピストン挿入しながら乳を吸ったり乳を揉んだりするところ。やわらかい、柔軟性のある豊満なオッパイが、男が腰を振っている最中も執拗に吸われ、揉まれます。これ、おれのフェチとぴったりなのよね。巨乳コミックでも実現しているものは非常に少ない。ゲームだと、『ＭＩＬＫ・ジャンキー』シリーズぐらい。
　オッパイ星人には文句なしにお薦めの一品です。個人的には、最終話「優しくしてね」が乳責めがしつこくてピンポイントでした。
　前作では引退発言も飛び出してましたが、葵ヒトリさん、引退しないでください。あなたの乳シズムは今の時代と世界に必要だ。次の作品も、デフォルト買いします。
天然性教育