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乳之書
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巨乳ファンタジー

フォロワー規制と覚悟~なぜプロ作家のフォロワー規制が問題なのか~
 プロのポルノ作家には、半端でない覚悟がいる。読者の欲望を全部受け止めようとする覚悟がいる。たとえ相手がオナニーを覚え立ての中学生であろうと、自分の作品を抜いてくれたら「よし! よく抜いた!」と受け止める。ポルノ作家とは、そういう覚悟が必要な職業なのである。

 しかし、「18歳未満はご遠慮を」という断り書きには、相手がオナニーを覚え立ての中学生であろうと自分の作品で抜いてくれたことに対して「よし」と受け止める覚悟が、見えてこない。逃げの口上に見えてしまう。だからぼくは、逃げるな、もっと覚悟を持てと言っているのだ。

 ポルノ小説には年齢制限がない(知人曰く、澁澤龍彦先生が、裁判で勝ち取った)。仮にTwitterでポルノ小説を書いていたとしても、ポルノ小説だからという理由でフォロワーを年齢制限する必要はないということになる。そもそも、ポルノ作家や美少女ゲームシナリオライターのツイートは、ポルノ小説ではない。ポルノ小説ではないツイートなのに、なぜフォロワーの年齢制限が必要なのか。

 同じことが美少女ゲームのシナリオライターにも言える。エロゲーライターのツイートは、ポルノだろうか? たいていは日常の記録。意志と希望の吐露。それが18禁だろうか? フォロワー制限を掛けなければならないものだろうか?

 時々、18禁作品の宣伝をする? 時々、エロいことをつぶやく? 日常での人の触れ合いを考えてほしい。時々エロいことをつぶやく親戚のおじさんは、高校生には接触禁止になるのだろうか? フォロワー制限とは、そういうことである。

 そもそも、あなたをフォローする18歳未満の子は、あなたのエロツイートに反応してフォローしたのだろうか? そうではあるまい。なのに、なぜフォローを禁止する? 結局フォロワーに対して年齢制限するのは、本人が臆病で自己保身を図っているからということになる。

 ポルノ小説や年齢制限のあるゲームのシナリオを書いているにもかかわらず、ポルノということ、人を抜かせるということに対して覚悟のない書き手が、少なからずいる。そしてその覚悟のなさが、「18歳未満はご遠慮を」という断り書きに表れている。

「フォロワーに対して年齢制限をするな」というのは、「ポルノに対して覚悟を持て」ということと同義である。しかし、ポルノに対してびびっている書き手は、「ルールを踏み外せと言うのか」「アナーキストになれと言うのか」と抵抗しようとする。

 不思議なことに、抵抗する人たちの中には絵描きが混じっている。ぼくは書き手、すなわち文字書きに対して言っている。絵描きに対しての発言ではないのに、ごく一部の絵描きが過敏に反応している。

 多くの絵描きは、18禁のものを描くということに対して覚悟を持っている。ぼくの知り合いのエロ漫画家さんもそうだ。さすがプロである。しかし、そうでない少数の人たちがいて、ぼくを批判している。なんとも悲しいことだ。そういう人は、きっとポルノに対して覚悟を持てていないのだろう。

 18歳未満の子がフォローすることを禁じる文字書きの断り書きには、「若い子を汚染させたくない」「若い子に悪いものを触れさせたくない」という意識が見える。自分がそんなに害悪だと思っているのだろうか。自分は悪をつくっていると思っているのだろうか。自分のツイートは害悪だと?

 ぼくはそこに、書き手自身が自分の仕事を肯定していないこと、そもそも性や欲望というものを肯定しきれていないこと、受け止めきれていないことを見るのである。それは、ポルノの書き手としては、未熟なことなのだ。
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 Twitterの世界ではなく、現実に会っての会話の話をしよう。一般の人が「この作品……抜けました?」と恥ずかしげに聞くのはいい。しかし、ポルノ作家がそれでは情けない。抜かせることがぼくらの仕事。仕事の話をしているのに、羞恥心を感じるようではプロとは言えまい。

 ぼくは、フォロワー制限の断り書きを入れる人に対して、性や欲望に向き合えていないことから来る羞恥心を感じるのである。だからぼくは、文字書きに対して、逃げるな、悪を喰らえ、真正面から欲望と向き合え、それが職業的にポルノを書くってことだ、と言っているのである。

 フォロワー制限という自主規制に関してぼくがうるさく言うのは、それが表現規制とつながっているからでもある。まったくやばくないツイート、害悪でもないツイートをものしているのにもかかわらず、「さすがにこういうのは倫理的に……」と自主規制する。それが表現規制で利用される。

 非実在青少年の問題が起きた時、当時の東京都副知事は、ただのガイドラインであって出版社への強制命令ではないと言った。しかし、出版社は萎縮し、自主規制した。表現規制の敵は、実は政府だけではなく、自主規制である。

 書き手自身が、表現規制推進派に近いくらい過剰に倫理的で自主規制を行う人たちであった場合、何が起きるか。自主規制をしないことを「ルールからはみ出す」「アナーキスト」と考える人たちだった場合、何が起きるか。表現の自由は書き手という内側から内破することになる。

 ぼくが文字書きのフォロワー制限に対してうるさく言うのは、そういう側面もある。周囲の一部やマスコミの一部が倫理、倫理と騒ぎ立てる。禁止、規制を騒ぎ立てる。それによって書き手自身も、知らぬうちに自分の中に厳しい倫理や自主規制をこしらえてしまう。非常に危険なことだ。

 ミシェル・フーコーは、権力はもはやツリー構造ではないと言った。政府というツリー構造のトップがいて、そこから権力が行使されるというのではなく、権力は見えない形で網の目に張りめぐらされて、人々を倫理的に監視する。専門的には「生-権力」と言うのだが、書き手までがその権力=監視の網にはまっていいのだろうか?

 権力=監視の網にはまってしまった時、書き手は過剰に倫理的に反応し、過剰に自主規制を行い、結果、自分のたちの読者を裏切ることになる。大衆の憂さ晴らしをするためのエンターテイナーが、政府や規制推進派に代わって大衆を縛る仕事を果たすことになる。そんな未来を望む者は、果たしているのだろうか?

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