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乳之書
エロフィギュアよ、エロ漫画よ! 日本で一番パイズリを書いている巨乳作家・鏡裕之の官能文化論。
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PUREMAID始動
 今月2004年11月26日に、没を含めてシナリオとしては29本目、発売されるものとしては27本目のゲームが出る。

 『PUREMAID~着せかえしてね~』

 エッチの時に声をあげてくれないメイド雪奈に色々と服をデザインして着せかえをして、どんどん喘ぐようにしていこうというゲームだ。

 かつて、自分はリアルタイムで日記を綴っていた。
 5度目に挑戦した日記は今でも続いていて、実に19年になる。日記を書くためだけに、モンブランのマイスターシュテック149という太い万年筆も購入した。万年筆はこれ1本である。パーカーにもペリカンにも浮気したことはない。ある意味、日記のプロといっても謗られはすまいが、リアルタイムでWEB日記を続けることには限界がある。
 開発が始まった時点では、それがどこのクライアントなのか、どんなゲームなのか書くことができない。釈然としないし、細かなことも伝えられない。鍛えられるのは、誤魔化して書く技術ばかり。それは必要な技術だが、何年も磨くものではない。
 だから、敢えて年月を遡行して語る方法を取ろうと思う。時間差をおいて、綴っていこうと思うのだ。

 兼処さんとゲームを作りませんかという話がぱじゃまから来たのは、2003年8月。『ぷにつま』をマスターアップした頃のことだった。
 エロゲーには、今3つの価格帯がある。
 税抜7800円~8800円台のフルプライス。4800円から5800円のミドルプライス。2000円から3980円のロープライス。
 アリスソフトが『妻みぐい』の大ヒットを飛ばしてから一時期ロープライスが注目されたが、今はそれほど参入しているわけではない。うま味が少ないと判断したのだろう。低価格の分だけ規模も小さくて済むが、それでユーザーを愉しませるのは決して簡単ではないということだ。
 話をもらった当時、フルプライスで行くのか、ロープライスで行くのかは、まだ決まっていなかった。ただ、やるのならロープライスの方がいいと話していたように思う。『パンドラの夢』や『Love Split』(俗称LS)でまる1年時間を取られたこともあって、拘束期間の長くなるフルプライスより、短期間で済むロープライスの方が、小説のことも考えると望ましいというのが、当時の気持ちだった。

 初打ち合わせは、2003年9月18日だった。
 江古田駅の前で兼処さんと待ち合わせ、ぱじゃまソフトにお邪魔して、2、3時間しゃべったと思う。
 雑談から入って、お互いのスケジュール確認、開発期間、そして、大まかなゲームの規模。
 規模というのは、イベントCGは何カットかということだ。エロゲーは、通常「立ち絵」(立ちポーズCGとも言う)と「イベント絵」(イベントCGとも言う)、そして背景CGの3種類で出来上がっている。
 普段の日常的な場面では、背景CGに立ちポーズを重ねて表現し、見せ場が来たら、イベントCGを見せて盛り上げる、というのがエロゲーのスタイルだ。これは、映画や漫画、小説のように比較的カット数が多いエンターテインメントと違ってカット数が限られている台所事情の貧弱なエロゲー業界ならではというやつで、要は数少ない素材で見せるための苦心の策だ。アニメや映画のように動画で同じことをやろうとすると、もの凄い金と時間が掛かってしまう。一説では、アニメ10分でも1000万円。ユーザーはアニメを望むが、数人で運営するようなソフトハウスに、そんな資金力はないのである。
 えてして、ユーザーは自分勝手なことを言うという。自分がユーザーの時もそうだ。好きなエロ漫画家さんの話を読んでいても、ここでもっと乳揉みがあったら、ここでもっと乳吸いがあったら、パイズリの尺がもっと長かったらと注文は尽きない。
 ユーザーが要望を言うのは、金を払った者として当然の権利である。勿論、その要望がすべて実現できるわけではない。すべてのエンターテインメントには制約がある。作り手にはできないことだって多々ある。だが、受け手が「やってくれ!」ということと作り手が「できるか!」ということとの乖離が、エロゲーはこと大きいように思うのだ。
 それはエロゲーというのが、活字・絵・声・音といった複数の表現要素を持っていて、なおかつマルチヒロイン、マルチエンディングという性格を併せ持っているからだろう。
 イベントCGはたいてい、上限が決まっている。そのなかでヒロインを増やせば一人あたりのCGは少なくなるのだが、そのあたりの状況がユーザーには見えない。
 さらに言えば、漫画や映画、小説は、すべてワンウェイ、ワンルートで、マルチというものがない。せいぜいディレクター・カットぐらいだが、これもまるっきりヒロインが変わったりエロゲーほどエンディングが反対方向に振られるわけでもない。
 だが、『河原崎家の一族』以来、エロゲーはマルチを宿命づけられている。敢えて言うなら、エロゲーには、活字・絵・音・声以外にマルチという表現要素がある。そしてそのために、受け手と作り手の「要望」をめぐる差は広がっているのである。
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