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乳之書
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『テロルの現象学』が楽しみ
 もうすぐ笠井潔の評論『テロルの現象学』が届くので楽しみ。
 真っ赤の表紙の単行本の頃から惹かれていて、でも、ちくま学芸文庫に入ったら、なぜかためらってばかりで買わなくて。そのうち、入手不能になって高価な値段がついて。

 思い切って、赤い表紙の単行本を購入。
 届くのが楽しみ。

 笠井潔氏は、ぼくが好きな推理小説家。
 特にこれはぼくの中でベスト。
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 ぼくは元々分厚い本が好きなので、分厚いってだけで買っちゃうのだけれど、これはいいね。ハイデッガーをモデルにした人が中心。
 ハイデッガーは、一時期ヒトラーに心酔した人。バッジもつけてたのよね。そのことが、本作でも出てくる。
 ぼくの中では、推理小説の金字塔。
 京極夏彦先生の『絡新婦の理』も、くらっと来るけどね。
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 でも、ぼくの中では、やっぱり『哲学者の密室』だなあ。
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ヘンリー・ミラーのポルノ『オプス・ピストルム』
 ストーリー性をめぐって、娯楽小説と現代文学は、全然違う態度をとっている。

 娯楽小説……事件が次から次へとつながってストーリーを作り上げていく。
 現代文学……事件もあまり起きないし、起きたとしても次につながらない。

 娯楽小説は、ぐいぐいと人を引き込むための工夫をしている。
 現代文学は、ストーリーで引き込む工夫はしない。

 ストーリー性の追求は、19世紀で終わってしまった。現代文学は、ストーリー性に対しては基本的に放棄している。面白おかしく書こうとか、起伏をいっぱいつけようとか、そういうことには、現代文学は向かっていない。

 淡々とした日常を、そのまま淡々と描く。
 細切れでつながりのない日常を、その姿の通り、細切れに、つながりのないままに描く。

 それが現代文学。
 ヴァージニア・ウルフなんかもそうだよね。

 ストーリーというのは、実はつながるようにできている。ぼくたち作者も、つながるように書いている。
 ここでこれが起きて、こっちであれが起きて。あとで、これがここにつながって……なんてふうね。そのつながりにワンダーを持たせ、予想可能性と意外性を組み合わせてお客さんを引き込む。

 けれども、現代文学はそういうことをやらないんだな。
 ガルシア・マルケスの『百年の孤独』でも、淡々と事件が列記されていく感じなんだよね。だから、数時間ぶっ続けで読んでいると、だんだん疲れてくる。

 ちなみに百年の孤独といっても、こっちではありません。

 さて、ヘンリー・ミラーの『オプス・ピストルム』。
 ヘンリー・ミラーの他の作品と同じく、一人称の小説だ。

 世間的にはポルノ小説ということになっている。
 3Pもあるし、輪姦もあるし、膣に放尿するってプレイも数回出てくる。一人の女が、二人の男性のペニスを同時に咥えてフェラチオするというシーンもある。

 セックスプレイとしては、世間的にいえば過激な方だね。
 でも、描写は煽情的ではない。
 たとえば、女性が喘ぐシーンでこんな描写がある。

「オーバーヒートした蒸気機関車みたいにハアハアあえぐ」

 こういうのは、ポルノ小説ではやらないんだよね。
 ポルノ小説って、基本的に煽情的な方向でしか形容しない。非煽情的、反煽情的な表現は、文学でしかやらない。

 つまり、描写的には『オプス・ピストルム』はポルノじゃないってこと。
 文学です。

 ストーリー性にも、同じことが言える。

 凌辱ポルノだと、事件が次々につながって、凌辱の度合いが増していく。しまいにヒロインは堕ちて、「わたしは雌豚です」とか言って、本当に性の奴隷になっちゃう。そういう変化がある。
 けれども、『オプス・ピストルム』には強いストーリー性もなければ、変化もないんだよね。


 ヘンリー・ミラーの代表作『北回帰線』では、とりとりめのない日常が、つながりのないまま書き連ねられていく。
 でも、それが現実。それが日常。
 とりとめのない日々が、つながりのないままつづいていくのが、人生。

 同じように、とりとめのないファックが、つながりのないまま書き記されていく。
 今日、誰々とファックした。今日、誰々とファックした。
 ファック、ファック、ファック。
 ひたすらファック的日常が、性的な日常が、とりとめもなく、つながりのないまま記されていく。

 これはポルノ小説というより文学だ。
 ファックを書いた文学。

 過激なプレイでデコレーションされているが、文学だ。
 その中には、紛れもなく『北回帰線』と同じヘンリー・ミラーの息吹が流れている。
 隅々で、ヘンリー・ミラーを感じることができる。

 ちなみにオプス・ピストルムとは、ラテン語で「粉屋の仕事」の意味。
 ヘンリー・ミラーの「ミラー」は、英語で「粉屋」。

 「ヘンリー・ミラーがやった仕事だ」。
 さりげない自己主張に、にやりとする。

 確かに、これはヘンリー・ミラーの小説だ。
下線文
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巨乳専門誌BACHELORのブログ
 巨乳雑誌の老舗中の老舗、『BACHELOR』がブログを公開しています。

http://blog.livedoor.jp/bachelor_magazine/

 正直、あまり情報量はありませんが、うれしいのはブログからバックナンバーを購入できること。定期購読も可能になっています。
 ぼくがBACHELORと出会ったのは浪人生の頃です。それまでぼくはCカップ派だったのですが、ゲイル・マッケンナに洗脳されて巨乳派になりました。その意味では、ぼくの人生を変えてくれた一冊、否、ぼくが秘めていた部分に気づかせてくれた一冊です。今、雑誌はどこも大変で、特にエロ雑誌はネットの影響で苦吟するところが多いですが、BACHELORにはがんばってほしいなと思います。
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『アンチ・オイディプス』と『資本論』
 鏡です。
 締め切り前なのに、なぜか『アンチ・オイディプス』を読んでいます。ぼくは現代思想が趣味なのです(笑)。非常に悪趣味です。
 『アンチ・オイディプス』には、河出書房版(市倉訳)と河出文庫版(宇野訳)の2つがあります。河出書房版は単行本サイズでかなり分厚いです。

 対して河出書文庫は最近出版されたもので、哲学的初心者には読みやすいです。

 『アンチ・オイディプス』は、用語が非常に独特です。
 たとえば、欲望。
 欲望というと、一般的には欠如から引き起こされるものとされています。「自分にはないから欲望する」という図式です。でも、著者のドゥルーズとガタリは、欲望は欠如じゃないんだ、ただそこにあるんだ、と言っています。
 それから、生産について。
 一般的には、自然と産業は区別されています。自然と人間も、自然と社会も区別されています。そして、生産すること、それからその生産物を分配すること、分配したものを消費することという、「生産」「分配」「消費」の3つは別々のものとして区分されています。でも、ドゥルーズとガタリは、そういう区分は無効で、みんな生産なんだ、ということを言っています。
 さらに、機械について。
 食べる機械、話す機械、呼吸する機械、肛門機械――いろんな機械と機械がくっついてできあがったものが、人間なんだ、と『アンチ・オイディプス』は言っています。機械Aと機械Bが接続すると、機械Aの流れを、機械Bが切断することになります。しかし、同時に機械Bは新たな流れをつくりだすことになります。
 機械と機械が接続されると、切断と同時に流れが生まれる。そうした無数の切断と流れの中に人間がある。そして、それは人間単体に限らない。人間という機械は、自然という機械にも接続しているんだ。そう『アンチ・オイディプス』は言っています。読み進めていくと、大地機械なんて言い方も出てきます。また欲望機械というのは、実は社会のことだったりして、ガタリとドゥルーズにとっては、社会も自然も機械、人間も諸機械です。みんなみんな機械で、機械と機械がつながっているんですね。
 そういったいろんな機械と接続しまくっている姿――それが人間です。こうなっちゃうと、もうどこに中心点があるのかわからなくなってしまいますね。それを突き詰めていくと、器官なき身体になっちゃうんだろうと思います。
 『アンチ・オイディプス』は、特に精神分析批判が凄いですよね。
 たとえば、ある小さい子を精神分析しようとするとき。子供に汽車の玩具を与えるけど興味を示してくれない。そこで大きな汽車と小さな汽車を並べて「大きな汽車がパパ」「小さな汽車がぼくちゃん」と名付けています。さらに窓のところまで汽車を走らせて「ここは駅ね。駅はママよ」と名付けています。
 『アンチ・オイディプス』では、大きな汽車も小さな汽車も、そして駅も、人間という諸機械に接続する機械なんだ、と言っています。それだけであって、それ以上じゃない。なのに、無理矢理「パパ-ママ-子」という全体性に引き寄せて解釈しようとしちゃっている。欲望機械を無視している、と言って『アンチ・オイディプス』は激しく精神分析を非難していますね。
 『アンチ・オイディプス』を読んだら、『資本論』を読み直してみようかなと思っています。

『資本論』については、過去に岩波書店版に挑んだことがありますが、訳が悪すぎて意味がつかめず、挫折しました。筑摩書房版で完読しました。関係代名詞whichを「~するところの」と訳す古い英文解釈ではなく、新しい英文解釈技術に基づいた翻訳で、非常に明晰です。
 ぼくは『資本論』を読んで、「貨幣ってのは物々交換の道具の1つなんだよ、それがたまたま汎用性を持っちゃって特殊なポジションを占めるようになっちゃったものが貨幣なんだよ」というのを理屈で必死になって説明しているという感じを受けました。
 ちなみにぼくは左翼ではありません(笑)。『資本論』はむしろ貨幣論みたいなところがあるので、読んだからといって左翼になるような書物ではありません。
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