●乳シズム　★★★★
●推奨ランク　Ａ
●フェチ嗜好　搾乳・乳吸い・乳舐め

　瓦屋本舗の冬コミ2007新刊。約40頁。瓦屋本舗といえば、搾乳とフタナリ。今回は『新世紀エヴァンゲリオン』をネタ元にいつもの搾乳＆フタナリエロを展開している。１回だけだが、パイズリがあるのがうれしい。
　４頁に１カットは搾乳か乳吸いか乳舐めが描かれていて、フェティシズムは充分。ただ、２カットほどでチンポいじりなどの別のフェチ対象に流れてしまうのが残念。もう少し根性を入れて、５～６カットほど描いていただきたいものだ。本物のオッパイ星人ならば、２カットで済ませるのではなく、１頁たっぷり使ってほしいと願うばかりである。

●乳シズム　★★★★
●推奨ランク　Ａ
●フェチ嗜好　乳揉み

　冬コミの会場で、ROUND-HOUSE『VIRGIN FLIGHT:03』を購入してきた。数回ほど前から気に入ってしまって購入しているサークルである。
　内容は伊織の処女喪失ものだ。弾力のある、まあるくむっちりした爆乳がフォルム的にいい。オッパイ星人の手による弾力果実である。パイズリはなく、乳吸いと乳首いじりはわずか１コマしか描かれていないが、乳揉みが３カ所にわたってだいたい１頁ほど描かれている。特に正常位でピストン運動しながら、思い切りわしづかみにしてあるのが１頁にわたって描写されているのがいい。願うことならば、エロ的に＆ストーリー的に美しくまとまるのではなく、ストーリー無視でひたすら揉みまくりの同人誌を１冊見てみたいものだ。

　オタクにとっては、「もういくつ寝るとお正月」ではなく、「もういくつ寝るとコミックマーケット」である。というわけで、いささか時期遅れではあるが、10月に出されたNEEDLE GARDENの新刊『ヨーコっぱい』を読んだ。
　元ネタは、すでに放映の終わっている『天元突破グレンラガン』。ヒロイン・ヨーコが獣人につかまって乳房をさんざん責められて犯されるお話である。
　かんとり氏だけに、オッパイのボリュームもボリューム感もいい。たぷたぷ具合も形も抜群だ。前からオッパイを揉むシーンでも４カットまるごと１頁、乳首が隆起するシーンを３カットで描いて乳首をいじめ、さらに乳首を吸うシーンを２頁にわたって描きつづけている。かんとり氏のリビドーが炸裂した、見事な出来ばえだ。
　しかし、なのだ。ヨーコ中心に進んでいた乳責め物語は、突如として微乳のニア中心の物語に切り替わってしまうのである。陵辱されるヨーコの乳首を見て乳首を勃起させたニアが乳首を責められてしまうお話に切り替わってしまうのだ。最後の２頁でヨーコにカメラは戻るが、前半の乳責めテンションはもはや薄れ、ただオマンコを犯されるだけの女になってしまっている。オッパイ星人としてはなんとも残念な次第だ。かんとり氏本人もあとがきで「ニアは要らなかった」と書かれている通り、ニアにカメラを振る必要はなかった。ニアを登場させる必要はなかった。妙なところで読者を意識するのではなく、自分の巨乳への欲望を通してパイズリを、噴乳を描くべきであった。前半が非常に秀逸だっただけに悔やまれる次一冊である。この反省を、かんとり氏は果たして冬コミで活かせるだろうか……？

　名のある同人師たちを集めて、「巨乳、搾乳、人妻」をテーマに競作させたアンソロジー的同人誌『真髄』シリーズの最終作。
　４作目となる『真髄vol.4』の中でよかったのは、ｉｎｋｅｙ「掠奪隣の美人妻」、オノメシン「あねままミルク」、土居坂崎「奥さん危機一髪」の３作品。個人的には、ｉｎｋｅｙ氏とオノメシン氏を目当てで買ったようなものである。
　『真髄vol.4』で一番だったのは、オノメシン「あねままミルク」だった。結婚した相手が２つ年上の幼なじみだったというお話。赤ちゃんもいるので自然に母乳も出る。子供が寝静まった夜は、もちろん、夫婦で搾乳。クローズショットを多用した乳首いじりも、汁どろどろのパイズリも、実にエロティシズムがのっている。オノメシン氏は、どの同人誌でも安心していい巨乳へのフェティシズムを放ってくれるね。今、最も巨乳フェチ的に信頼度の高い同人師かもしれない。
　土居坂崎「奥さん危機一髪」も、非常に長く垂れ下がった柔乳爆乳を、ひたすら揉み、搾り、挟んでいる。これも、乳房に対して手を抜かずにフェチに徹していた。個人的には吉村竜巻氏の短編が、期待していた乳中心ではなく、集団プレイ中心になっていたのが残念だった。

【 関連記事 】
⇒『真髄vol.1』
⇒『真髄vol.2』
⇒『真髄vol.3』