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⇒起承転結は役に立たない!? スランプにはどう対処するの? どうやってマーケットを理解するの?……などなど、技術的な面も精神的な面も細かくサポート。全24講義、400頁オーバー。「これ1冊あれば他の本はいらない」と読者に言わしめたゲームシナリオの決定版。同人ゲーム制作者は勿論、ラノベ作家志望者にもバイブルになります。
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成立以前、それはジュブナイルという名前で呼ばれていた。
そして今、作り手<発信者>からではなく、読み手<受容者>から生まれた名前で、こう呼ばれている。
──ライトノベル。
命名者たちがそれを知ってつけたのかどうかは不明だが、lightには、「<読み物など>肩の凝らない、娯楽的な」(研究社『英和大辞典・第五版』)という意味がある。ponderousの反対語であり、用例として、「a light novel 娯楽小説」が載っている。英語的には、決しておかしな言葉でもないし、むしろ、ズバリと内容を言い当てている、ふさわしい名前に思える。小野不由美『十二国記』のように本格的な、ponderousな感じのものもあるが、一例をもって反論とするのは、あまり上等なやり方ではあるまい。全体的にどうなのか、ということが問題なのだ。そして、全体を見る限り、ライトノベルは、アニメ絵を好む少年少女たちに肩の凝らない読み物を提供しているように思える。
ライトノベルの誕生は、恐らく、美少女の誕生と深い因果関係がある。美少女とは、少女としての美しさを持ったヒロインではなく、男が望むかわいさを持ったヒロインのことである。「ヒロインがこんなことをしてくれたら」「ヒロインがこんなふうにしゃべってくれたら」という、男が懐く「かわいい」の妄想を二次元の世界に具現化したものが、美少女だ。
この美少女は、70年代に萌芽し、80年代に一気に広まった。ササキバラ・ゴウは『<美少女>の現代史』でこう述べている。
《こうして1980年頃から本格的な「美少女ムーブメント」が始まります。吾妻ひでお、高橋留美子、宮崎駿の三人は、この最初のムーブメントを代表するスターです》
《吾妻ひでお、高橋留美子、宮崎駿などの作品に代表されるような「美少女」がブームとなったのち、80年代にそのようなイメージはさまざまなところで、一挙に広がり、世の中に商品として定着していきます》
劇画よりもヒロインのかわいさを売りにした絵柄のコミックを好み、アニメ絵を受容し、熱心に買い求める子たちは、70年代にもいた。だが、80年代になると、二次元萌えっ子の人口は激増し、彼らを相手に充分商売が成り立つようになる。それを美少女マーケットと呼ぶのなら、ひとつの複合的マーケットが誕生したのだ。
美少女フィギュアが誕生したのは、1981年頃。OVAの誕生は1983年。翌1984年には、美少女アニメが生まれ、そのジャンルを象徴する作品となった『くりいむレモン』シリーズが始まっている。1985年6月には、OVA専門誌『アニメV』が隔月刊で創刊(後に月刊化)されている。アニメ誌も、最大7誌を数えるまでに達した。コミックにも、アニメにも、エロマンガにも、美少女アニメにも、フィギュアにも、思春期の少年が戯れるサブカルチャーに美少女化が広がっていった時代が、1980年代だったと言えよう。
そして、その美少女ムーブメントの中で生まれたのが、ライトノベルだった。
ライトノベルとは、「まんがやアニメの感覚で」書かれた「キャラクター性の強い小説」のことである。小説といえば、ゲームと違って挿絵なしでも成立する世界だが、ことライトノベルの場合はそうではない。ライトノベルにとっていかにヒロインの絵柄が大切かは、アニメ絵のカバーとイラストによって売り上げが左右されるという状況に示されている。なぜそうなのかといえば、ライトポルノが美少女ムーブメントの申し子だからだ。ササキバラ・ゴウは前掲の著書でこう述べている。
《小説の世界では、ジュニア小説というジャンルが70年代末頃から変化しはじめます。78年に新井素子が本格的に活動を開始した頃から、アニメやまんがの影響を強く受けて書かれた小説が増加し、広い支持を集めます》
《また、79年にはテレビ放映中の「機動戦士ガンダム」が富野由悠季自身の手により小説化され、高千穂遥の『ダーティペア』が人気アニメーターの安彦良和の装画で発売されるなど、まんが・アニメと共通の感覚で書かれたような小説が市場に定着していきます》
1975年に創刊されたソノラマ文庫から、1988年3月に創刊された角川スニーカー文庫のラインは、見事なまでに美少女ムーブメントの軌道に重なっている。新井素子が、ルパン3世を小説でやりたかったと答えたのは有名な話だ。アニメ・コミックとジュニア小説との交差点に、ライトノベルは生まれている。そして、その交差点は、美少女ムーブメントという大通りに位置しているのだ。
そして今、作り手<発信者>からではなく、読み手<受容者>から生まれた名前で、こう呼ばれている。
──ライトノベル。
命名者たちがそれを知ってつけたのかどうかは不明だが、lightには、「<読み物など>肩の凝らない、娯楽的な」(研究社『英和大辞典・第五版』)という意味がある。ponderousの反対語であり、用例として、「a light novel 娯楽小説」が載っている。英語的には、決しておかしな言葉でもないし、むしろ、ズバリと内容を言い当てている、ふさわしい名前に思える。小野不由美『十二国記』のように本格的な、ponderousな感じのものもあるが、一例をもって反論とするのは、あまり上等なやり方ではあるまい。全体的にどうなのか、ということが問題なのだ。そして、全体を見る限り、ライトノベルは、アニメ絵を好む少年少女たちに肩の凝らない読み物を提供しているように思える。
ライトノベルの誕生は、恐らく、美少女の誕生と深い因果関係がある。美少女とは、少女としての美しさを持ったヒロインではなく、男が望むかわいさを持ったヒロインのことである。「ヒロインがこんなことをしてくれたら」「ヒロインがこんなふうにしゃべってくれたら」という、男が懐く「かわいい」の妄想を二次元の世界に具現化したものが、美少女だ。
この美少女は、70年代に萌芽し、80年代に一気に広まった。ササキバラ・ゴウは『<美少女>の現代史』でこう述べている。
《こうして1980年頃から本格的な「美少女ムーブメント」が始まります。吾妻ひでお、高橋留美子、宮崎駿の三人は、この最初のムーブメントを代表するスターです》
《吾妻ひでお、高橋留美子、宮崎駿などの作品に代表されるような「美少女」がブームとなったのち、80年代にそのようなイメージはさまざまなところで、一挙に広がり、世の中に商品として定着していきます》
劇画よりもヒロインのかわいさを売りにした絵柄のコミックを好み、アニメ絵を受容し、熱心に買い求める子たちは、70年代にもいた。だが、80年代になると、二次元萌えっ子の人口は激増し、彼らを相手に充分商売が成り立つようになる。それを美少女マーケットと呼ぶのなら、ひとつの複合的マーケットが誕生したのだ。
美少女フィギュアが誕生したのは、1981年頃。OVAの誕生は1983年。翌1984年には、美少女アニメが生まれ、そのジャンルを象徴する作品となった『くりいむレモン』シリーズが始まっている。1985年6月には、OVA専門誌『アニメV』が隔月刊で創刊(後に月刊化)されている。アニメ誌も、最大7誌を数えるまでに達した。コミックにも、アニメにも、エロマンガにも、美少女アニメにも、フィギュアにも、思春期の少年が戯れるサブカルチャーに美少女化が広がっていった時代が、1980年代だったと言えよう。
そして、その美少女ムーブメントの中で生まれたのが、ライトノベルだった。
ライトノベルとは、「まんがやアニメの感覚で」書かれた「キャラクター性の強い小説」のことである。小説といえば、ゲームと違って挿絵なしでも成立する世界だが、ことライトノベルの場合はそうではない。ライトノベルにとっていかにヒロインの絵柄が大切かは、アニメ絵のカバーとイラストによって売り上げが左右されるという状況に示されている。なぜそうなのかといえば、ライトポルノが美少女ムーブメントの申し子だからだ。ササキバラ・ゴウは前掲の著書でこう述べている。
《小説の世界では、ジュニア小説というジャンルが70年代末頃から変化しはじめます。78年に新井素子が本格的に活動を開始した頃から、アニメやまんがの影響を強く受けて書かれた小説が増加し、広い支持を集めます》
《また、79年にはテレビ放映中の「機動戦士ガンダム」が富野由悠季自身の手により小説化され、高千穂遥の『ダーティペア』が人気アニメーターの安彦良和の装画で発売されるなど、まんが・アニメと共通の感覚で書かれたような小説が市場に定着していきます》
1975年に創刊されたソノラマ文庫から、1988年3月に創刊された角川スニーカー文庫のラインは、見事なまでに美少女ムーブメントの軌道に重なっている。新井素子が、ルパン3世を小説でやりたかったと答えたのは有名な話だ。アニメ・コミックとジュニア小説との交差点に、ライトノベルは生まれている。そして、その交差点は、美少女ムーブメントという大通りに位置しているのだ。
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⇒なぜ、アニメや漫画は表現規制を受けるのか? なぜ、オタクや腐女子は叩かれるのか? そこには、性と資本主義の問題が横たわっている。婚活とオタクの問題はつながっているのだ。表現規制が全国的に強化されようとしている今こそ必要な、オタクのための知的防衛本。
⇒起承転結は役に立たない!? スランプにはどう対処するの? どうやってマーケットを理解するの?……などなど、技術的な面も精神的な面も細かくサポート。全24講義、400頁オーバー。「これ1冊あれば他の本はいらない」と読者に言わしめたゲームシナリオの決定版。同人ゲーム制作者は勿論、ラノベ作家志望者にもバイブルになります。
⇒抜きゲーなのに面白い!? エロゲー批評空間で、抜きゲーにもかかわらず評価80点の高得点! 「これがエロゲーだ」とユーザーに言わしめた、2009年ベスト抜きゲー。
【送料無料】高1ですが異世界で城主はじめました [ 鏡裕之 ] |
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COMMENT
振り返ってみると、ちょうど中学の頃に貪るようにライトノベルを読んでました。
小学校ではアニメばかりでしたが、中学に『スレイヤーズ』を
友人から借りて読んだのが始まりでしたね。
読んできたライトノベルを振り返ると、ヒロインを強調して描いている
作品が多かったですね。
『スレイヤーズ』のリナしかり、『ロードス島戦記』のディードリットしかり
『ルナ・ヴァルガー』のルナしかり、印象深いヒロインを思い出します。
本文とイラストとの関係が密接になり、イラストレイターが変わっただけで
「もう読まん」
と思った事もあります。
小説とは違うイメージの固定化だったんだなぁ……。
小学校ではアニメばかりでしたが、中学に『スレイヤーズ』を
友人から借りて読んだのが始まりでしたね。
読んできたライトノベルを振り返ると、ヒロインを強調して描いている
作品が多かったですね。
『スレイヤーズ』のリナしかり、『ロードス島戦記』のディードリットしかり
『ルナ・ヴァルガー』のルナしかり、印象深いヒロインを思い出します。
本文とイラストとの関係が密接になり、イラストレイターが変わっただけで
「もう読まん」
と思った事もあります。
小説とは違うイメージの固定化だったんだなぁ……。
鏡仙人 | URL | 2005-11-30-Wed 08:00 [EDIT]
>本文とイラストとの関係が密接になり、イラストレイターが変わっただけで
>「もう読まん」
これ、象徴的よな、ウン。
ライトノベルがいかに、アニメ絵と密接な関係があるのかを、雄弁に物語っとりますな。
ちなみにおれが読み出した頃は、まだ角川が青版を出している頃で、日本史についてものしている井沢さんが安彦良和の挿絵でファンタジーを書いてた頃でした。
同級生は、『吸血鬼ハンターD』を読んでたな~。アニメ系が好きな子は、結構ソノラマ文庫のファンだったかも。
>「もう読まん」
これ、象徴的よな、ウン。
ライトノベルがいかに、アニメ絵と密接な関係があるのかを、雄弁に物語っとりますな。
ちなみにおれが読み出した頃は、まだ角川が青版を出している頃で、日本史についてものしている井沢さんが安彦良和の挿絵でファンタジーを書いてた頃でした。
同級生は、『吸血鬼ハンターD』を読んでたな~。アニメ系が好きな子は、結構ソノラマ文庫のファンだったかも。
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僕の女性観
yiningの日記 2005-12-04-Sun 14:39
yiningの日記 2005-12-04-Sun 14:39
”Woman I can hardly express My mixed emotions at my thoughtlessness After all I’m forever in your debt And woman I will try to express My inner feelings and thankfulness For showing me the meaning of success ” ジョンレノンのソロ”Woman”の出だしである [続きを読む]
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