ガンダムヒロインヒストリーといっても、ファースト・ガンダムのことではない。ＳＥＥＤである。したがって、内容的にはカンダムヒロインヒストリーというより、ＳＥＥＤヒロインヒストリーと言った方が正しい。機動戦士ガンダムシリーズに登場するヒロインをすべて網羅するということらしいが、その第一歩としてＳＥＥＤに登場したザフト側のヒロインがフィギュア化されることになった。
バンダイ 機動戦士ガンダム ガンダムヒロインヒストリー～ザフト編～（1BOX）【11月予約】

　出来自体は、悪くない。写真で見る限り、ルックスも再現されているようだし、ラクス・クラインの乳っぷりもなかなかのものだ。ただ、頭長は12センチほどなので、その巨乳をボリュームたっぷり味わう……というわけにはいかないだろう。

⇒ガンダムヒロインヒストリー -ザフト編- ＢＯＸ

　ザフト編のヒロインは５人。
　それに対して１ＢＯＸに封入されている数は４体。つまり、すべてそろえるためには複数回購入する必要があるわけで、そのあたり、うまくいけば２回で終わりだが、そうでないと何回も買わされる破目になりかねない。
　個人的には、ガンダムヒロインヒストリーと銘打ちながらＳＥＥＤのヒロインから始めるのは、違和感がある。ファースト信者としては納得がいかない。男子のためのガンダムではなく、女子のためのガンダムは、ガンダムではない。それはガンダムもどきである。そのガンダムもどきのヒロインたちに対して「ガンダムヒロインヒストリー」と名付けられても、どこが「ガンダム」のヒロインだ、どこが「ヒストリー」だと言いたくなってしまうのである。