迂闊という言葉では済まされない。このような人に何年も気づかなかったとは、オッパイ星人としてまさに一生の不覚である。
　にいるまけんじ氏。
　商業も数冊出している漫画家さんである。
　先日、初めてにいるまけんじ氏の同人誌を買ったのだが、この方はもしかして鏡の双子ではなかろうか？　と思ってしまった。
　揺るぎない、その巨乳への偏愛。いつなんどきでも乳房を責め立てようとする、熱い乳への欲望。主人公は常にヒロインのオッパイばかり責めようとし、ピストン中であろうとも乳を吸おうとする。これぞまさに乳シズムである。
　乳房とは、ただ愛でるための存在ではない。揉まれぬ乳房に価値はない。吸われぬ乳房に価値はない。巨乳は、責め立てられてこそ巨乳である。ただ鑑賞されるだけの巨乳は虚乳でしかない。
　現在、にいるまけんじ氏の個人誌をコンプリート中だが、現在手にある５冊のうち、特によかったのは次の２冊。


　『摩央姉ちゃん』。
　ネタはキミキスである。こちらはバックからピストンしながらも、乳首を責めて、責めて、責め立てる。ピストン中の乳いじりが数カットつづくエロマンガは、なかなか出会えるものではない。ピストン中の乳いじりカットがあること自体が稀なのであって、それが数カット続くというのは、鏡が知る限りでは前代未聞である。


　ボルテージは『フェルミとコトナと木造アパート』でも変わらない。こちらでは、正常位（正確には屈曲位）でピストンしながら乳房を吸って、吸って、吸い立てる。前戯でも背後からしつこく揉み立てる。
　特筆すべきは、フェルミとコトナとの３Ｐだ。ダブルパイズリは基本としても、上と下に重なった女２人をいっしょに犯している時、ピストンされながら、上の方になった女が下の方の女の乳房にしゃぶりつくのだ。
　これぞまさに乳シズム。乳吸いの極致。にいるまけんじ氏を経ずして乳シズムを語ることはできまい。こんな書き手を何年も気づかずにいたとは、つくづく間抜けであったことよ。
　なお、ほとんどの作品がToyTown・Jで購入することができる。