エロゲー業界とは、どういう業界か？
　訊ねられれば、真っ先に言えるのは、ビジネスができない業界である、ということだ。
　広報もディレクターもプロデューサーも営業も経験してきて感じるのは、まともなビジネス的思考がまったくないということである。
　勿論、できるところもある。しかし、それは奇跡に近い。
　売れなくなって収益が下がれば、あなたは何をするか？　コストを下げて利益確保に走るのが、まっとうな思考。
　だが、この業界は、「ユーザーが望んでいるから」「ユーザーに文句を言われるから」と称してコストを上げるのである。
　それで、セールスは上がったのか？　１本あたりのコストを上げた分だけの利益は出たのか？
　恐らく、出ていまい。
　これだけボリュームインフレーションが起こっているにもかかわらず、市場全体の売り上げが上がったという話は聞かない。むしろ、１本あたりの売り上げがますます下がっているという話しか知らない。
　だが、営業すらも「ボリュームを確保しないと売れない」と口にするのだそうだ。その根拠は？　明確な売り上げか、ユーザーの声か？　明確に売り上げが下がることと、ユーザーがボリューム不足と不満を垂れることとは、違う。まともな営業ならその違いを認識できて当たり前だと思うのだが、そうではないということか。
　ソフト１本の売り上げは下がっている。かといって、薄利多売もしづらい。エンターテインメントは生活必需品ではないのだ。生活必需品なら、思い切り安くすれば一時的にはセールスが上がるかもしれないが、安くしたからといって売れないのがこの業界である。
　ソフト１本の売り上げが下がれば、コストも下げなければ利益はでない。ソフト１本の売り上げが下がっているから、もっとセールスが出るように考えなければならないという思考は不要でもないし無駄でもないが、それではあまりに不確定要素が多すぎる。
　コストを下げる努力をすると同時に、セールスを上げる思考をすることが、恐らく求められているのだ。セールスが下がっちゃうからとますますボリュームを上げてコストを上げるのは、よっぽどの馬鹿かマゾに違いない。

>ビジネスができない業界である、ということだ。
ビジネスをしようと心がけない業界、の間違い（謎）では……？

ちなみにそれはエロゲー業界だけではなく、賃貸大家業でも似たような現象に陥っている、と、知り合いの会社に通って分かりました。
２００５年ごろから、急激に物件数を多くした大家業のところに今居ますが、
急激に増えた物権の管理、および、賃貸物件で賃りる人を入れる努力に乏しく、営業成績も皆無、と思えます。
それで、２００６年で借金（＝負債）が７０億だとか。
これなんて、この業界の典型、にも重なる……。
一応１ヶ月貸主から１億もらえる、とかいう話がありながら、実際問題４０００万円の赤字。
そして、急激に大きくなったからといって人を育てる努力もしないし上司は自分のことで精一杯だ、とか。

それと＋して、この業界の場合は、社長とクリエイターが近い存在（イコールの会社も有る）、だからではないですかね？
金がもし銀行（もしくは闇金）から借り受けれるなら、最大限費やし、そして、作品に生かしたい、と考えるのでしょうねぇ。
私は極度の闇金（ア○ム・ア○フル等）アレルギー（闇金の負荷で倒れる人間は数知れずだが、目的を果たすためならば病む終えないとは考えていたが結局やめた）、
および銀行アレルギーなので、働いて稼げる時間的猶予さえあれば絶対借りたりはしないですが。
それに、金借りたらどうなるか、と言うのは（インターネットを踏まえた）歴史が証明しています。
いい物を作ろうと考え、同時に給与もたくさん支払う……。
過去の売上が無ければ無理でしょう。せめてどっちか犠牲にしない限りは。
事実、派遣会社で難を逃れようとＮＥＣだの三菱だのが動き回っている風潮が見てとれますし、
事実私も一時期その流れに飲み込まれましたが。
でも、私自身はロボットではないので断ったこともあります。

それでも、何らかの上手い形で時流の話題に乗せる、という思考はあってもいいとはおもいますが。
その時流が何なのかは、それこそ個性の問題であり、決して、他人が触れるべき領域ではないです。
そして私は、今年の冬に何らかの行動を起そうと考えております。
すでに１１月初旬、とある団体に登録させていただいたところですし。
そして……一応許可をいただき、
音楽は１００曲１００００円以下のロイアリティの曲を使用し、同時に、
原画さんに許可をいただき、販売後の収益により給与を支払う（ただ、1/3～半分程度の額は払込済み。
PhotoshopCS2+雪風プラモデル２体購入価格）、としております。
ま、ロイアリティといいましても、私のばあいは、売上上がるまでは、その人に支払いつづける予定ですが。
（そうしないと誠意が見えないですしね）

Ｐ．Ｓ
大阪の講義開催の切はお世話になりました。

それでは失礼致します。
------------------------------------------------
http://left13.jp/

　推定有罪（笑）。
　しようとしもしていないし、しようとしてもできないのだと思うよ。恐らく、非ビジネス的感覚しか持っていないのです。

　そこから生み出される所産を購入させられているユーザーがかわいそう。っていうか、ユーザーも目覚めよ!!

http://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson6.html
この話を聞くたび、この話を思い出します。
売上が減っているのに次から次へと数を増やすという『がんばりスパイラル』……

それでも、作品の文章量をふやさず、かつ売れるための方法、そして、今の飽和状態のエロゲーに対応する、と考えた場合、
さらにエロを飽和する、という方法のほかに、
『命を削る』（徹夜とかとは違う意味で）という方法があるように思います。
徹夜なんて、単なる擬似的な命の削り方で、本当の削り方で削ると相当儲かる、と、とある本の売上が教えてくれました。
例えとして嫌韓流とか……（謎）
-----------------------------------------------
http://left13.jp

　この方、「がんばる」の言葉の使い方がヘンね。言ってることは面白い。あまり高度な視点ではないけれど。

　飽和に対して飽和をもってきても有効戦術にはならんよね。命を削るというのは漠然としすぎて、これまた戦術にはなりません。それじゃ末期の旧日本軍だよ。

ま、私の説明が説明不足だったのは謝りますが、
物を売り始めた（当然仲介業者さんや審査団体さんへの説明済み）時に、改めてご説明いたします。
……販売前に漏洩するわけにはいかない話なので。
それは仲介業者さんも納得していただいた部分です。

返答するのでしたら『命を狙われるエロゲー』
という表現が適切ですかね……。

……エロがメインではないエロゲー……。
--------------------------
http://left13.jp