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乳之書
エロフィギュアよ、エロ漫画よ! 日本で一番パイズリを書いている巨乳作家・鏡裕之の官能文化論。
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かっこに括るデカルト的省察
 『高飛車の巨乳』パッケージ版を2日後に控え、日本ハムが新庄引退とともに数十年ぶりの優勝を遂げた瞬間、鏡はおおよそ関係のない本を読んでいた。それが、これである。
デカルト的省察
デカルト的省察
 知っている人は知っているが知らぬ人は知らない、20世紀思想を知る上で絶対的に不可欠な人、エドムント・フッサール。
 現象学(超越論的現象学)を切り開いた祖である。
 人の意識とは、何かに向かう意識である、つまり意識は何かに対して志向するものであるという<志向性>の概念を大きく取り上げたのは、フッサールである。
 更に、彼は<現象学的還元>ということも言っている。現象学的還元については、このサイトが詳しい。
 鏡的な見方をすれば、西欧哲学には、存在論というジャンルがある。ものや人が存在するというのがどういことなのか、客観的な世界が存在するとはどういうことなのかを議論するジャンルである。
 仏教は、これについては「みんな幻」で片づけている。潔き。天晴れである。
 だが、西欧は闇雲に「無」を恐れた。なんとかして、「無いってことはない! あるんだ!」ということを理屈づけようとした。
 それに対して、斜に構えた人物が登場した。フッサールである。フッサールは「あるんだ!」ということを取り敢えず、かっこに括ってしまったのだ。

「あるかどうかは、まあこの際ほっとくとして、どんなふうに我々は「ある」というふうに認識しているのか、客観的世界を把握し、<ある>と感じているのか、そこの仕組みを見てみましょうや」

 適当な言い方でいえば、そんなふうに言ってのけたのだ。これを<判断停止(エポケー)>あるいは<現象学的還元>と言う。本書から引用すると、こうだ。

「眼前に与えられている客観的な世界についてどんな態度決定をすることも、したがってさしあたり(存在、仮象、可能的存在、推理的存在、蓋然的存在、等々といった)存在について態度決定をすることも、このようにすべて差し控えること」


 一般人から皮肉って言えば、哲学者とは、いかにわからないように抽象的な言葉を使って表現するかの達人である。哲学的ジャーゴンの中で生きているオタクたちである。
 だが、彼らは、認識の、存在の、思考の最前線にいる。そして、フッサールもその一人だった。
 本書の後半で、フッサールは、<間主観性>について延々と議論している。簡単に言えば、全然違う者同士の人間が、どうして意思を通じ合ったり理解し合ったりできるのか、他人と同じ客観的世界を認識できるのか、ってことだ。
 フッサールはその答えを、<間主観性>に求めた。
 主観というものが、元々共同で機能するような形で存在しているから、というへんてこりんな答えなのだが、鏡自身はあまり納得していない。共通している部分を、あまりにユートピア的に取り上げている感じがする。
 最後に、フッサールはデルポイの神殿の神託を引用して、アウグスティヌスの言葉で本書を締めくくっている。

「外に行こうとしないで、汝自身のうちに帰れ。真理は人の内部に宿っている」

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