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乳之書
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抜きゲーなのに面白い!? エロゲー批評空間で、抜きゲーにもかかわらず評価80点の高得点! 「これがエロゲーだ」とユーザーに言わしめた、2009年ベスト抜きゲー。
巨乳ファンタジー

パイズリの粋、『まほたま おっぱい編』
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 ずっと巨乳にこだわりつづけてきて、ようやく自分の作品以外にまともな乳ゲーに出会うことができた。
 『まほたま おっぱい編』。
 内容は、「おっぱい編」というより「パイズリ編」と言った方が近い。乳揉みや乳吸いのアニメーションよりもパイズリのアニメーションの方が豊富にある。次こそは、乳揉みと乳吸いを倍増させた「真・おっぱい編」を出していただきたいと個人的には願っているが、今回の「おっぱい編」に込められた、すがすがしいほどの乳へのストレートなこだわりは、一人のオッパイ星人として心地よかった。
 ゲームの作りとしては、古い方の部類に属するだろう。おバカ炸裂なノリは、10年前のソフトに近いところがある。けれども、古いから悪い、新しいから良いということではない。それがユーザーを満足させるために目指されたことならば、古かろうと良いのであり、ユーザーを満足させるためではないのなら、新しかろうと悪いのだ。
 『まほたま おっぱい編』は、良い抜きゲーである。そして良い乳ゲー──良いパイズリゲームである。特にヒロインの一人・町邑さくやの後半のパイズリアニメーション、そして片瀬美希のすべてのパイズリアニメーションは、よきものであった。青木りんのデビューAVよりも、ずっと抜けた。ヒロイン1人ずつで抜いた。前半抜きたかったのを、後半まで敢えて我慢していたほどだ。
 一方に噎せ返るような、匂うようなフェティシズムがあるとすれば、『まほたま おっぱい編』は明るいフェティシズムである。しかし、実にこだわりのある、気持ちのいいフェティシズムだ。乳へのこだわり、乳への愛は本物である。倍のお金を出して18禁アニメーションを買うよりも、10倍値打ちがある。定価3800円で購入しても、損とか高いという感じは皆無だった。
 キャラクターや台詞はかなり記号化されたものだが、意図されたものだろう。台詞に特筆するものがないために見えづらくはなっているが、よどみのないストーリー構成とドラマの強弱は、「ストーリーゲーム」ではなく「抜きゲー」としては評価されるべきだと思う。低価格帯ながら3ルートを確保したこと、しかも、分岐してすぐ終わりではなく、ルート分岐してからもある程度の時間を持ってきたこと、分岐してからも複数のシークエンスからなるパイズリアニメーションを用意したことは、制作者としても充分に評価できることだ。各ヒロインのパイズリをきっちり愉しんでほしい、ハーレムルートでも愉しんでほしいという愛情を感じる。これがなければ、決して満足を感じることはなかっただろう。ゲームの満足は、1つのアニメーション、1つのCGだけでなされるわけではない。当然のこととして考えているために受け手には掬いあげるのが難しいことではあるが、作り手からのもっと愉しませようという配慮──『まほたま おっぱい編』で言うなら、たとえば、ハーレムルートでさくやと美希のダブルパイズリのアニメーションを用意してユーザーを満足させようという、エンターテインメント的な思いやりが──プレイ後の満足を生み出すのだ。
 「三点リーダーは2マス分」「疑問符と感嘆符の後には全角1字分の空白を開ける」という日本語の規則が守られていたことも、好感が持てた。産業廃棄物の垂れ流しのようにだらだらと不要な日常シーンを書きまくってストレスを与えゲームのテンポを悪くするということも、少なかった。なんでも大量を美徳としている最近のゲームの中では奇跡に近い。
 あまり誉めすぎると、過剰期待をして「なんだ、こんなものか」ということになりかねないので、敢えて期待の証として、幾つか自分勝手な苦言を呈してみようと思う。
 1つ。
 さくやの最初のパイズリシーンは、個人的に少し不自然な動きに感じられた。デフォルメのために敢えてあのようにイメージの方向性に引っ張ったのだと思うが、個人的にはもう少し実際のパイズリ、すなわちリアルの方向性に引っ張っていただいた方が、オッパイ星人的好みではないかと思う。
 2つ。
 言葉に対してのこだわりが若干甘い。ここで読点を打った方が読みやすいのに、と思えるところで読点を打たずにつづけているところがある。また、漢字の開き具合にポリシーが欠けている感じがした。「嬉しい」「出来る」「喋る」「を除いて」は漢字になっているのに、「なに」は平仮名にしてある。この部分、もう少しポリシーと言葉への愛が生まれれば、作り手としてはありがたい。「!?」が「!?」になっていなかったり、「!!」が「!!」になっていなかったのは、恐らくシステムの問題だろう。
 3つ。
 主人公のノリが暴走して過剰に台詞を重ねている部分がある。心地よくユーザーに抜いてもらうためには、主人公のバランス調整にもう少し気をつけたいところだ。また、台詞の中に、明らかにアニメのパロディがあった。なくても充分に愉しめるレベルに仕上がっているので、敢えてなさなくてもよいのではないか、という感じがした。
 4つ。
 日常シーンの台詞──つまり、エッチシーン以外の台詞に、もう少し削除の美学と台詞の燦めきがほしい。簡単に言えば、もう少し台詞を削ろう、1つでいいから心に残る台詞をつくろうということだ。
 現役のシナリオライターが同時代の作品に対してリアルタイムにものを言うということの意味は、充分に理解している。けれども、この作品に対しては、贅言を尽くしたくなった。看板に偽りなしのゲームが増える一助となれば、幸いである。

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