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　宋文洲氏が、Twitterで興味深いツイートをしている。

北京日本大使館の近所の高級マンションに日本人駐在員が多い。日本人学校に通う子供達が４，５人で遊んでいる所に、インター通いの１人の日本人子供が入ろうとすると、その４、５人が何となく一旦消える。インターの子が居なくなると、その４、５人がまた空気のようにどこかから出て遊ぶ。

アメリカンスクールやカナダスクールやフランススクールは外国籍を積極的に受け入れる。日本人学校だけは外国籍を排除。しかも、日本籍で片親が中国人の子供も排除するとの話も聞く。

私は日本の教育が嫌だから子供達を空気の悪い北京の学校に入れたが、北京にある日本人学校は、何を勘違いしているかは分からないが、純血主義を守ろうとする。ここに古い企業の閉鎖性とバージン主義の原点がある。

　宋文洲氏の言う通りだとすれば、日本は永遠にグローバリズムに乗り切れないのではないか。同質性（「日本人だけでやろう」）にこだわり、異質性（「日本人や外国人を含めてグローバルにやろう」）に切り換えられない。
　

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　同質性の思考は、自分の畑違いに思えるものに投資しない（畑違いに思えるが興味深い会議に対して、会社が出張費を出してくれない）という企業文化にも表れてしまっている。

　異質性を取り込むためのシステムが必要。具体的には、同質性をキープすることに対して評価するのではなく、異質性を取り込むことに対して評価するシステムの導入が、何らかの形で必要ではないか、と思っている。

　同質性と異質性をわかりやすい言葉で置き換えると、イエスマンとノーマンになる。名君はノーマン（ノーを言う人）を抱える。会社をだめにする人は、イエスマンばかり取り込み、ノーマンを消す。中国史を学んでいる人は多いが、この肝心なことを実行できている人は非常に少ない。
　
　ＡＶＧ『巨乳ファンタジー』（Waffle）でリュートが王として優れているのは、異質性を取り込む力（ノーマンを抱える器）である。それをより強調するために、『巨乳ファンタジー２』では、魔族と人間との対立というテーマを据えた。根底には異質性をどう取り込むかという問題がある。