中国の暴動が問題になっている。
　民度が低い。モラルが低下した。アジアカップの時と同じだ。いや、それ以上だ。

　確かに、中国の民度は低い。共産党政権を保つためにナショナリズム教育を押し進めてきたために、それが日本に向いている。
　でも、今回の暴動は、民主党が自分から招いたことだ。

　石原慎太郎が、と「東京都」として尖閣諸島を購入することを発表した。「国レベル」の動きではなく「地方自治体レベル」の動きだったので、中国もそれほど牽制する必要はなかった。

　ところが、人気取りのために野田政権は日本国家として尖閣諸島を購入することを決めてしまった。
　地方自治体レベルではなく、国家レベル。
　中国は「あまり刺激しないでね」と伝えていたのに、空気を読まなかった日本。

　結果、中国で暴動。
　民衆が起こった？
　いや。
　通常、中国政府は反日暴動をコントロールしていると言われている。東京都が購入の場合は、反日暴動を起こして日本との関係を悪化させる必要はなかった。
　しかし、今回は国家レベル。
　野放しにできないと判断したのだろう。結果、反日暴動を抑制することをやめた。

　外交のツケで、現地の日本人が襲われたり、国産車が燃やされたりしている。
　ぼくらは中国人に対して怒るべきなのではない。馬鹿な外交をした人気鳥の野田政権＝民主党に怒るべきなのだ。

　気をつけたいのは、大阪維新の連中である。
「すぱっと気持ちよく切ってくれる人がいい！」といって、彼らを選んではいけない。

　閣僚としての経験は？
　国政の経験は？

　ない。

　民主党も同じだった。
　政権担当能力はなかった。なかった連中に任せて、ぼくらは辛酸をなめたのではなかったのか。

　自民には、まだ政権運営能力はある。
　福田元首相なんか、中国に対してもの凄く強いパイプがあるからね。

　民主よりも維新よりも、自民の方がまだまし。
　ぼくらにベストチョイスはない。賢いベター・チョイスを迫られている。