トライアドトイズ テルニオン・ウォーズ 12インチアクションフィギュア 黒い影【1月予約】

　アメリカ人が忍者を解釈すると、こんなふうにラバーの変形になってしまうのであろうか。

⇒テルニオン・ウォーズ 黒い影 12インチアクションフィギュア（あみあみ）

　正直、これはかなり怖い。特にお顔が凍りつくほど怖い。完璧にアメリカ向けの商品だね。日本の商品にはいらない「女性としての自立」「男と対等の強さ」というのが両方とも入ってしまっている。たとえ戦う女といえど、これは戦闘美少女とは言えない。戦闘美少女は、成虫ではなくさなぎでなければならないのだ。
　露出は高いが、このフィギュアにエロさを感じるのは、日本人には難しいだろう。エロティシズムを発生させるために必要な誘惑の装置が、表情に仕組まれていない。
　リサ・ライオンという女性がいる。その方のヌード写真集が大昔に発売されたことがある。決して貧乳ではなく、肉体だけをとるならむしろ筋肉質なグラマーというボディだったが、徹頭徹尾表情に男性に対する媚びやしなしなした表情や誘惑の表情がなく、男のようなきりっとした表情で写っていたため、男性諸氏にとっては「実用品」にならなかった。このフィギュアも、それと同じである。こういうのを見ると、日本人は本当によくエロティシズムを体現している文化だなあと感心させられる。エロティシズムにおいては、日本は間違いなく世界の頂点に位置する国だね。