今度の表紙は、秋元理奈だ！

　
　というわけで、５月１７日発売の『揉ませてよオレの正義２』の表紙が上がってきた。

『揉ませてよオレの正義』は、現代の悪の組織を舞台とした巨乳フェチ小説。
　主人公は高校生。
　学校でも最底辺にいるが、悪の組織の一員でもある。でも、やっぱり悪でも最底辺。

ぷちぱら文庫creative　012【1000円以上送料無料】揉ませてよオレの正義（ジャスティス）／鏡裕之 価格：670円（税込、送料別）

　　　
　けれども、その主人公・濁川庸が痛快に昇りつめていくというお話。
　第１巻はすでに発売されている。


　今回は２巻。

　主人公はどこまで出世するのか？
　ヒロインたちとはどうなるのか？
　新しい正義の味方は？

　帯文を考えてくれたのは、編集さん。
　グッジョブだね～。
　気合入ってるね～。

「負けるな、庸。オッパイも君に味方している!!」なんてコピーは、ぼくの頭をどうひねっても出てこない。
　ナイスコピー。
　若い新人さんだけど、力あるね。凄いぜ、このコピー力。

　エッチシーンは、ご期待通りの巨乳フェチのオンパレード。
　いろんな場所で、いろんなシチュエーションで、ヒロインたちとエッチ、エッチ、エッチ。

　新しいヒロインも登場して、もちろんその子にもエッチ。
　乳揉み,乳吸い、陥没乳首責め、パイズリ、フェラチオ、乳吸い挿入、乳揉み挿入とそろっている。
　イラストもフェチシズムたっぷりになっている。
　
　表紙イラストは、原案をいただいたのは去年（２０１２年）１２月の打ち合わせ。池袋の皇琲亭で遠矢大介先生がさらさら～っと描いてくださった２つの案が元。

　ヒロインＡと秋元理奈の２案。
　今年２月に両方ともクリーンナップに近づけていただいて、秋元理奈に決まった。背景も、塀にしたり、カウボーイらしく丸太にしたり。最終的にはネット。

　ちなみにもう１つの表紙案は、本文の折り込みカラーに入っている。
　是非、確かめてほしい。

　５月１７日、ぷちぱら文庫Creativeから発売だ！

　すでにアマゾンでは予約受け付け中♪

⇒アマゾンで『揉ませてよオレの正義２』を予約！

　去年9月28日に発売した、久々のオリジナル大人向けライトノベル『揉ませてよオレの正義』。
　そのつづきとなる『揉ませてよオレの正義２』が、5/17に発売されることになりました。当初は5/24と聞いていたのですが、5/17です。

　今、サブタイトルを考えているところです。

　わかりやすくするためにはサブタイトルがあってもいいと思うんだよね。
　でも、サブタイトルをつけちゃうとその分表紙に掛かる文字が多くなっちゃうわけで――せっかく、遠矢さんにいい表紙を描いていただいたので、あまり邪魔したくない。

　月曜日までには結論を出そうと思っています。

　先週3/8（金）、『揉ませてよオレの正義２』の打ち合わせがありました。
　池袋の皇琲亭。
　編集さんと遠矢大介先生と自分・鏡裕之の３人。

　イラストの打ち合わせです。
　実際に遠矢先生に描いていただいて、「いや、そこんところをもっとボイ～～ンと」「いや、もっとロケットに」とか。

　いや、ボイ～ンとなんて言ってないけどね。
　発言者のほとんどは、わたくし鏡裕之でございます。

　ぼくは比較的、ヴィジュアルを強く持っている作家だと思います。
　ゲーム出身だからかもしれないね。
　
　テキストライター出身の人は違うのかもしれないけど、ぼくの場合、字コンテをたっぷり描いてきているので、どうしてもヴィジュアルをイメージしてしまう。
　あ。
　マンガを描いていたシナリオライターも、そういう傾向があったかな。
　
　こんな舞台で、こんな背景を背にしてこのアングルで見上げれば、かっこいいんじゃないか。
　ここでエッチさせてこの角度で見れば、ぐっときちゃうんじゃないか。

　そういうことを、自動的に考えちゃうのね。

『揉ませてよオレの正義２』でも、そんなイラストがいっぱいです。
　特に表紙とピンナップは最高！

　くるよ。
　うん、股間とハートに。

　打ち合わせは５時間半に及びました。
　６時間近く？

　疲れたけど、非常に実りのある打ち合わせでした――オッパイ小説だけに。　

　昨日は、『ポール・ド・マン』を著した土田知則先生のトークショーに参加してきた。

【送料無料】ポール・ド・マン [ 土田知則 ] 価格：2,625円（税込、送料込）

　土田先生は、ポール・ド・マンの主著『読むことのアレゴリー』の訳者でもある。

【送料無料】読むことのアレゴリー [ ポール・ド・マン ] 価格：4,935円（税込、送料込）

　読むことのアレルギーではないぞ。花粉症の時期だからといって、勘違いしないように（笑）。
　トークの相手は、巽孝之先生。
　東京堂ホールの六階は、ほぼ満席だった。出席者は80名ほど。女性は20名、つまり1/4。時折こぼれる冗談に、控えめに乾いた笑いが広がるのは、哲学系の特徴か。哲学科の飲み会は非常に声が小さくて、隣がうるさいと聞き取れない。

　お題目は「ポール・ド・マン・ルネサンスのために」。
　没後30年だという。

　ポール・ド・マンの名前は、柄谷行人の著作で知っていてた。
　ユダヤ人に対する批判的な記事を書いたことでバッシングされた、イェール大学の教授。

　どんなハイレベルなトークになるかと期待していたのだが、２時間あたりの情報密度はあまり高くなかった。そのため、ポール・ド・マンが詐欺と重婚をやらかしていたというゴシップが印象に残ってしまった。肝心の知的なフレームワークについては、印象が薄い。

　その中でも興味を惹かれたのは、「マシーン」と「物質性」という概念。
　言葉を話すというのは、マシーンであるというのが「マシーン」。物質性とは、言葉の物質性。

　だが、ぼくの中では釈然としない。
　話すという行為にマシーン的（全自動ロボット的）な部分はあるだろうが、ぼくの考えでは半自動。自動的（マシーン的）にしゃべる時と統御してしゃべる時がある。両者は簡単に接続＆シフトする。統御においても、明確な意識的な統御と、直感的な統御がある。そういうレベルまで突っ込んだ議論が聞きたかった。物書きとしては、物足りなかった。

　「物質性」については、土田先生の比喩がピンと来なかった。文字は物質である。だから、言葉は物質である。そうだろうか？　文字がない世界では、言葉はどうなるのだ？　物質性は完全になくなってしまうぞ？　言葉を職業とする人間としては、もっと高いレベルの議論が聞きたかった。
　
　先生お二人の声は張りがあって、そこは非常に好印象を抱いた。二人とも、なかなか心地よい声の持ち主だ。
　ただ、トークショーということで、土田先生はきっとご遠慮されたのだろう。あるいは手加減されたのだろう。その分、情報密度が落ちて凡庸になった。手加減なしのトークが聞きたかった。原稿の合間に足を運んだだけに、残念だ。