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『わすれな2』~妹のゼロ地点~
 『わすれな』を読んだときには、素直に抜いただけだった。だが、『わすれな2』を読んだあと、胸が切なくてやりきれなかった。
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 『わすれな2』は、『わすれな』の続編である。『わすれな』が前編だとすれば、『わすれな2』は後編という仕上がりになっている。
 正直、力作と言っていい。ゼロの者氏は、何度となく作品の中で近親相姦ものを扱ってきた。兄と妹のエロを描いてきた。明るいカラーのものも、陰湿なカラーのものもあった。だが、ここまで単行本を2冊も費やして、血のつながった妹との禁断の物語を描いたことはなかった。
 ねっとりとした淫液とねっとりとした身体。相変わらずゼロの者氏描く女体はエロイ。乳責めはそれほど多くはないが、その濃密な描写には息を呑んでしまう。どろどろのエロティシズムの世界へグイグイと引き込まれてしまう。
 だが、相手は妹。
 所詮、結ばれない相手なのだ。そしてそこに、やるせなさがある。切なさがある。
 『わすれな2』は、妹の物語である。禁じられた――否、不可能な――妹との物語である。これはポルノであると同時に、ただのポルノではない。ただのオナニーのオカズではない。今までの作風とは違ってゼロの者氏が新たに到達したその着地点を、是非見てほしいと思う。
わすれな(2)ハイグレード版


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COMMENT

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大橋零人 | URL | 2007-07-04-Wed 14:25 [EDIT]
初めまして!
『わすれな2』は、作者の情念が滲み出た傑作だと思います。
ただ、少し疑問なのは、後半のシーンで兄妹が義理の関係のように思わせる表現があった事。
自分は実の兄妹として読んでいたのですけど。




あら、ホントに?
鏡仙人 | URL | 2007-07-04-Wed 21:14 [EDIT]
 初めまして!
 コメントありがとう!!

 情念が滲み出た作品、まさにその通りだと思いますね。自分はこの物語を描いてしまわなきゃいけないんだ! という強いパトスを感じました。

 自分も実の兄妹として読んでいましたが……あら!?
たぶんホントじゃないと思います
大橋零人 | URL | 2007-07-05-Thu 21:53 [EDIT]
今でも自分は血の繋がった兄妹だと思っていますが、『わすれな2』に対して「義理兄妹だったからガッカリ」みたいな感想が結構あるんですよね。
個人的には、このブログのレビューが最も共感できました。

何度もコメントしてしまい、申し訳ありません・・・
印象論をこえて
鏡仙人 | URL | 2007-07-08-Sun 08:32 [EDIT]
 いえいえ!
 社交辞令抜きに、ありがとうございます! 物書きとして、自分が書いたものがそれだけ心に響いたんだな、とうれしくなります。

 義理兄妹だったからがっかりという人は、きっと近親相姦ものが好きで仕方がない人なのでしょう。物語の構造や作者の魂よりも、兄と妹の距離がどうなのか(つまり、リアルに血縁関係があるのかそうでないのか)に心を持ってかれちゃってる人。物語の構造がどうであれ乳いじりがいっぱいあればオッケーというオッパイ狂としては親近感を覚えます(笑)。

 ただ、それって、印象論なんですよね。期待像に対してどれほど近いかどうかで判断しているだけ。それは同じ趣味嗜好の人には非常に有益な情報となるのですが、同じ趣味嗜好を持たない人には、非常に局部論的な感じがしてしまう。

 印象論でいえば、鏡の場合は「どれだけ乳をいじっているか」に期待してわけで、その期待に対する落差でいえば、思い切り満足できるという内容ではなかった。乳いじりのシーンは寡少でした。
 でも、それを越えるパトスがあった。「この物語を書いてしまわなきゃいけないんだ!」という作者の魂があった。

 個人的な期待像に対してあてはまるかあてはまらないかの差で判断する印象論では、あの作品の本質やすばらしさを見失うと思います。ゼロの者氏の単行本は、処女作からずっと見てきてますが(ほとんど持ってますが)、あそこまで魂をこめたパトスのかたまりはなかった。
 たとえ実妹であれ義妹であれ、『わすれな2』がたどりついた次元はひとつの金字塔として褒めていいと思います。

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